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20260318-0508
ニュースレポート  |  更新: 2026-03-18 05:14
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目次

マクロニュース影響分析 2026-03-18 05:08

生成: 2026-03-18 05:08 / ニュース対象期間: 過去24時間(2026-03-17 05:30 〜 2026-03-18 04:52)/ 収集: 475件(Round1:306件 + Round2:169件) / 本文取得: 0件(Round2 WebSearch参照)


今日の主要マクロテーマ

  1. ホルムズ海峡封鎖継続・長期化 初報: 2026-02-17 頃 / 最新更新: 2026-03-18 04:37: イラン革命防衛隊が封鎖継続。WTI原油$119/bbl。トランプが各国に護衛艦派遣を要求も、日本は「自衛艦派遣は極めて難しい」と石破前首相。茂木外相がイラン外相に電話会談、安全確保を要求。イスラエルがイランのラリジャニ氏を殺害と発表し緊張さらに拡大。
  1. 化学品サプライチェーン危機(エチレン減産波及) 初報: 2026-03-06 / 最新更新: 2026-03-18 04:00: ナフサ在庫が全国20日分以下。三菱ケミカル(茨城・水島)、三井化学(千葉・大阪)、旭化成(水島)、出光興産(山口・千葉)がエチレン減産・停止通知。信越化学が塩ビを4月から20%値上げ。3月下旬には在庫限界のプラントが出る見込み。
  1. デンソー-ローム買収提案・特別委設置 初報: 2026-03-09 / 最新更新: 2026-03-17 15:00: ロームが特別委員会を設置してデンソー買収提案を検討。「進めてきた経営戦略とは別」として他の選択肢と慎重に比較中。東芝との統合構想も浮上との報道あり。
  1. 春闘2026集中回答日(3/18) 初報: 2026-01-14 頃 / 最新更新: 2026-03-18 04:29: 本日が集中回答日。電機大手はベア1万8000円(統一要求)、トヨタは最高月2万1580円を要求。NEC満額1万8000円回答を事前公表済み。連合は3年連続5%超を目指す。日銀利上げ判断の重要材料。
  1. 日銀金融政策決定会合(3/18〜19) 初報: 2026-03-12 頃 / 最新更新: 2026-03-18 04:37: 本日開始。春闘賃上げとホルムズ情勢が焦点。大方の予想は今回据え置き(政策金利0.75%維持)だが「影響を注視する」姿勢を示し、4月展望レポートで詳細提示の公算。豪中銀は3/17に利上げを実施(インフレ抑制)。
  1. 日本製鉄USスチール融資9000億円決定 初報: 2026-03-17 / 最新更新: 2026-03-17 15:30: JBIC 5500億円+3メガバンク3500億円。USスチールの完全子会社化に向けた買収資金の枠が確定。AIインフラ向け高級鋼材の量産を米国で推進。
  1. 任天堂Switch2 成功・携帯モードブースト 初報: 2025-10-01 頃 / 最新更新: 2026-03-17 17:00: Switch2向け「ぽこ あ ポケモン」が隠れた大ヒット(Amazon価格+80ドルに)。3/17にシステムアップデート22.0.0で携帯モードブースト追加(携帯モードでもTVモードと同性能)。同社株は+14.5%と既反応済みで2025年10月以来最高値水準。
  1. 日米首脳会談(3/19)・アラスカ産原油・重要鉱物 初報: 2026-03-17 / 最新更新: 2026-03-18 04:00: 政府が3/19高市首相の訪米でアラスカ産原油の調達要請を表明。日米が重要鉱物サプライチェーン強化の新計画で調整中(レアアース・リチウムの共同開発)。三菱マテリアル・三井物産が参画見込み。
  1. 柏崎刈羽原発6号機・営業運転延期 初報: 2026-03-14 / 最新更新: 2026-03-17 15:00: 3/14に地絡警報が作動し発送電停止。3/18予定の営業運転開始が延期(時期未定)。小早川東電HD社長が「現時点では未定」。7号機への影響も懸念される。
  1. 出光興産LNG事業参入(MidOcean Energy 800億円出資) 初報: 2026-03-17 / 最新更新: 2026-03-17 16:00: 英MidOcean Energyに5億ドル(約800億円)出資決定。豪州・カナダ・南米のLNGプロジェクト参画。石油依存リスク分散と脱炭素対応の一環。ホルムズ封鎖での中東原油依存低減を急ぐ戦略と合致。

第一部: 直接影響(主要テーマの明白な受益・受難銘柄)

上昇が見込まれる銘柄

残期待変動%銘柄初報/最終更新主要ニュース根拠株価反応
+15%6963
ローム
2026-03-09
→2026-03-17 15:00
デンソー買収提案・特別委設置し「他の選択肢と慎重比較」デンソーがSiCパワー半導体内製化のため1.3兆円規模TOB交渉中。特別委は「拒絶」ではなく「比較検討」→TOB実現確率は高い。日本M&A慣行でプレミアム+20-30%が期待される。東芝統合構想も出てきたことで競争入札化の可能性も初報前3,243円(2026-03-06)→現在3,340円(+3.0%既反応)/残余地+15%
+10%8795
T&DHD
2026-03-17
→2026-03-17 15:30
今期業績+14%上方修正・配当+6円増額保険株全般がホルムズ不安・金利不透明感で売られる中、前日発表の大幅上方修正がほぼ無反応(+1.3%)。経常利益の大幅改善+年間配当増額は実績に基づく確定的な好材料で株価水準は出遅れ著しい発表前3,667円(2026-03-16)→現在3,715円(+1.3%既反応)/残余地+10%
+8%9104
商船三井
2026-02-17
→2026-03-18 02:16
ホルムズ封鎖継続・LNG/タンカー運賃急騰海運3社の中でエネルギー輸送比率が最大(タンカー+LNGタンカーで売上約25%)。原油タンカーのスポット運賃は開戦前比3倍超と報告。ホルムズ封鎖の長期化(トランプ護衛不要発言で解決遠い)で高運賃継続見通し初報前6,034円(2026-03-05)→現在6,276円(+4.0%既反応)/残余地+8%
+8%4063
信越化
2026-03-06
→2026-03-18 04:00
ナフサ急騰・欧亜PVCメーカーコスト増/塩ビ4月20%値上げ北米Shintechは米国シェールガス由来エタン→PVC一貫製造のためナフサ無関係。欧亜PVCメーカーがナフサ高騰・ナフサ不足で苦しむ中、Shintechのコスト競争力がさらに拡大。塩ビ20%値上げで収益性向上。シリコンウエハー部門はAI特需継続初報前6,226円(2026-03-05)→現在6,433円(+3.3%既反応)/残余地+8%
+6%1605
INPEX
2026-02-17
→2026-03-18 04:00
WTI原油$119/bbl・LNG価格40%超急騰豪州イクシスLNGプロジェクト(売上の60%)はホルムズ無関係の豪州産。原油・LNG価格の直接受益者。政府の石油備蓄放出・アラスカ産原油調達により中東依存低減初報前4,161円(2026-03-05)→現在4,507円(+8.3%既反応)/残余地+6%
+5%7011
三菱重
2026-02-17
→2026-03-18 04:00
防衛費増大・エネルギーインフラ強化政策ホルムズ封鎖を受けた防衛費緊急増・艦船護衛関連予算。エネルギー安保強化で政府がLNGインフラ投資促進方針。三菱重工の防衛・エネルギー部門両方に恩恵初報前4,769円(2026-03-05)→現在4,881円(+2.3%既反応)/残余地+5%
+5%5401
日本製鉄
2026-03-17
→2026-03-17 15:30
USスチール買収融資9000億円確定(JBIC+3メガ)最大の不確実性だった融資枠が確定。完全子会社化でAIインフラ向け高級鋼材を北米で量産計画。米国製造業回帰政策と合致し、政治リスクも大幅低減済み基準600円(2026-03-05)→現在592円(-1.2%既反応)/残余地+5%
+5%5019
出光興産
2026-02-17
→2026-03-18 04:00
原油高騰・在庫評価益+LNG参入戦略原油$119で在庫評価益が急増(売上83%が燃料油)。中国の石油輸出禁止でアジア市況タイト化、輸出マージン改善。昨日のMidOcean LNG出資で長期的な石油依存リスク分散も評価。エチレン停止リスクは既に織り込み済み初報前1,458円(2026-03-05)→現在1,478円(+1.4%既反応)/残余地+5%
+3%7974
任天堂
2025-10-01
→2026-03-17 22:00
Switch2 携帯モードブースト追加・「ぽこ あ ポケモン」ヒット携帯モードブーストで携帯モードもTV性能で動作できるようになりユーザー体験向上。ハードウェア採算悪化懸念が残るが、ソフトウェア収益でカバー。株価は既に大幅上昇しており残余地は限定的基準8,577円(2026-03-05)→現在9,820円(+14.5%既反応)/残余地+3%

商船三井 コンテキスト: 日本最大級の総合海運会社。原油タンカー・LNGタンカーの保有・運航比率が日本3大海運で最高で、エネルギー感応度が最大。海運3社の中でホルムズ封鎖に最も直接的な恩恵を受ける。燃料費(重油・LNG)は売上15-20%だが、タンカー運賃急騰はそれを大幅に上回るためネットでプラス。

信越化学 コンテキスト: 北米Shintech(塩ビ・売上52%)と半導体シリコンウエハー世界シェア1位(売上48%)の2本柱。Shintechは米国シェールガス由来エタンと岩塩から塩ビを一貫製造するためホルムズ・ナフサ高騰とは無縁。欧亜のナフサ系PVCメーカーが苦境に立つほどShintechの競争優位が広がる「逆張り化学株」。

下落が見込まれる銘柄

残期待変動%銘柄初報/最終更新主要ニュース根拠株価反応
-8%4188
三菱ケミG
2026-03-09
→2026-03-18 04:00
エチレン減産拡大(茨城・水島コンビナート)・ナフサ在庫20日分国内12基のエチレン設備のうち複数が減産・停止に向かっており、3月下旬に在庫限界に達するプラントが出る見込み。三菱ケミカルは2拠点で減産開始。石化セグメントの大幅減益不可避初報前1,034円(2026-03-05)→現在912円(-11.8%既反応)/残余地-8%
-6%4183
三井化学
2026-03-10
→2026-03-18 04:00
エチレン減産(千葉・大阪の2基)・ナフサ調達難千葉・大阪の両拠点で減産開始。ナフサ代替調達(中東以外)を急ぐが長期的な調達難は避けられない。自動車部材・包装材への影響で下流への波及懸念初報前2,125円(2026-03-05)→現在1,932円(-9.1%既反応)/残余地-6%
-5%3407
旭化成
2026-03-12
→2026-03-18 04:00
水島コンビナートでエチレン減産・住宅建材事業への波及三菱ケミと共同の水島エチレン設備で減産。旭化成は石化だけでなく「ヘーベルハウス」住宅部材・繊維・ライフサイエンスに原材料が波及。石化セグメント以外への影響拡大が懸念される初報前1,724円(2026-03-05)→現在1,596円(-7.4%既反応)/残余地-5%
-5%9501
東電HD
2026-03-14
→2026-03-17 15:00
柏崎刈羽6号機・地絡警報で営業運転延期(時期未定)3/18予定の営業運転開始が延期。1月の再稼働後、出力20%で運転中に地絡警報。メーカーと原因調査中で営業運転時期は未定。電力販売収入回復の遅延が直接の業績インパクト初報前650円(2026-03-05)→現在613円(-5.6%既反応)/残余地-5%
-3%3402
東レ
2026-03-06
→2026-03-18 04:00
ポリエステル原料(EG・PTA)不足・化学部門コスト高東レはポリエステル繊維の主原料であるエチレングリコール(EG)・PTA(精製テレフタル酸)を中東産原油から製造。ナフサ不足でPTA調達難が生じており繊維・機能材料セグメントに影響。炭素繊維(航空機向け)は需要継続で明暗初報前1,212円(2026-03-05)→現在1,101円(-9.2%既反応)/残余地-3%

三菱ケミG コンテキスト: 三菱ケミカルグループ。化学品・繊維・ヘルスケアの3本柱。エチレン生産設備は茨城(単独)と水島(旭化成と共同)の2拠点で減産を開始。ナフサは原油から生成されるため中東産原油依存が高い。

業種レベルの影響(銘柄特定なし)

残期待変動%初報/最終更新業種方向根拠/因果連鎖未織り込み理由
+5%2026-02-17
→2026-03-18
海運全般上昇タンカー・コンテナ運賃急騰。川崎汽船(9107)もコンテナ関連で恩恵川崎汽船は+7.8%と郵船並みに反応済みだが残余地あり
-5%2026-03-06
→2026-03-18
石油化学全般下落エチレン減産で石化品(ABS・ポリプロ・塩ビ)供給タイト化・コスト増各社下落中も「ナフサ在庫3月末枯渇」のリスクが本格織り込み始め

第二部: 間接影響(市場が気づいていない可能性が高いもの)

主要テーマから1〜3段階の因果連鎖をたどった「風が吹けば桶屋が儲かる」型の影響。期待変動%は割引なし(連鎖実現時のインパクト%)。

上昇が見込まれる銘柄

残期待変動%ステップ銘柄初報/最終更新因果連鎖未織り込み理由株価反応
+10%28750
第一生命HD
2026-03-18
→2026-03-18
春闘5%確実(集中回答日3/18)→日銀次回4月利上げ圧力→長期金利上昇→生命保険の運用収益・EV(内包価値)大幅改善市場はホルムズ不安で保険株全般を売り(-6.2%)。春闘→利上げ→生保収益改善の連鎖を全く織り込んでいない。第一生命はEVへの長期金利感応度が銀行より高い基準1,524円(2026-03-05)→現在1,430円(-6.2%既反応)/残余地+10%
+8%27012
川重
2026-03-17
→2026-03-18
アラスカ産LNG調達拡大決定(日米首脳会談3/19)→日本向けLNG船の長期輸送需要→川崎重工のLNG輸送・LNGタンク受注増日米首脳会談でアラスカ産原油/LNG調達が報道されているが、川崎重工のLNG船事業への波及は一切報道なし。川重は日本最大のLNGタンカー建造実績を持ち、長期契約拡大が直接業績に寄与基準16,650円(2026-03-05)→現在16,150円(-3.0%既反応)/残余地+8%
+8%28316
三井住友FG
2026-03-18
→2026-03-18
春闘賃上げ5%確実→日銀4月利上げ→国内長期金利上昇→貸出NIM改善・保有国債の金利収入増金融株全般が-4〜-5%と売られている(景気悪化懸念先行)。しかし春闘の実績が確認されれば日銀の利上げは4月に不可避。NIM改善の利益インパクトは銀行の方が生保より即効性が高い基準5,392円(2026-03-05)→現在5,126円(-4.9%既反応)/残余地+8%
+5%26701
NEC
2026-03-17
→2026-03-18
経済安保強化政策(重要鉱物サプライチェーン・海底ケーブル)→政府が海底ケーブルに1000億円投資→NEC(国内最大手)が大半を受注-0.6%でほぼ無反応。「経済安保」の文脈で三菱重工・IHIは注目されるが、海底ケーブルはNECが国内で圧倒的シェアを持ち最大の受益者。政府予算が確定的なため政治リスクが低い基準4,224円(2026-03-05)→現在4,200円(-0.6%既反応)/残余地+5%
+5%36674
GSユアサ
2026-02-17
→2026-03-18
ホルムズ→原油高・供給懸念→EV促進政策加速→EV用バッテリー需要増→GSユアサ車載電池部門拡大+2.8%と若干反応しているが、政府が「エネルギー安保の観点でEV普及加速」を明示したことで車載電池需要の見通しが改善。GSユアサは国内最大の車載電池メーカーで、ホンダ・スズキ向け長期契約が稼働中基準4,948円(2026-03-05)→現在5,088円(+2.8%既反応)/残余地+5%

川崎重工 コンテキスト: LNGタンカー建造・LNGタンクの設計・施工で国内首位級。LNG船事業は川重全体の売上の約15%を占め、長期契約型のため収益安定性が高い。アラスカ産LNG輸入拡大は直接新造船需要に結びつく可能性がある。

第一生命HD コンテキスト: 国内最大の生命保険会社の一つ。EV(修正純資産 + 将来利益の現在価値)は長期金利に対して高い感応度を持つ。過去の分析では金利+1%でEVは数千億円規模で改善する。春闘→利上げ→長期金利上昇の連鎖は第一生命が最大の受益者の一つ。

下落が見込まれる銘柄

残期待変動%ステップ銘柄初報/最終更新因果連鎖未織り込み理由株価反応
-6%34452
花王
2026-03-06
→2026-03-18
ナフサ不足→界面活性剤(AOS・LAS等)原料不足→製品コスト急増→花王の利益圧縮+1.1%とほぼ無反応。花王の製品の多くは石化由来界面活性剤・プラスチック容器を大量使用。原材料費の30%が石化品で、ナフサ→エチレン→EO(エチレンオキサイド)→界面活性剤という3ステップの連鎖が未織り込み基準6,224円(2026-03-05)→現在6,295円(+1.1%既反応)/残余地-6%
-5%26723
ルネサス
2026-03-18
→2026-03-18
ホルムズ封鎖→トヨタ・ホンダが部材調達難で生産調整→車載半導体需要減→ルネサスの車載マイコン受注減-5.4%と既反応あるが、車載向けが売上70%以上を占めるルネサスは自動車メーカーの減産が直撃。さらにEV/HV向け半導体の設計変更サイクルが長く、短期の代替調達が困難基準2,624円(2026-03-05)→現在2,483円(-5.4%既反応)/残余地-5%
-5%28830
住友不動産
2026-03-18
→2026-03-18
春闘満額回答→日銀利上げ→住宅ローン金利上昇→新築マンション販売数減少-2.3%と軽度反応。地価公示で5年連続上昇(+2.8%)が出た直後で不動産株全般に買い安心感があるが、金利上昇が住宅需要の下押し圧力として働く。特に都市部高額マンションの販売への影響が大きい基準4,975円(2026-03-05)→現在4,860円(-2.3%既反応)/残余地-5%

業種レベルの影響(銘柄特定なし)

残期待変動%初報/最終更新業種方向根拠/因果連鎖未織り込み理由
-3%2026-03-06
→2026-03-18
日用品・化学品消費財下落ナフサ→エチレン→各種石化製品原料不足→消費財コスト上昇業種全体の原材料コスト上昇が価格転嫁できるかが焦点
+3%2026-03-18
→2026-03-18
国内銀行全般上昇春闘確実→日銀4月利上げ確度上昇→NIM改善景気悪化懸念で売られているが、利上げ受益の側面が無視されている

第三部: 非主要ニュースからの直接影響

主要テーマ以外のニュースで、特定銘柄・業種に直接影響を与えるもの。報道量は少ないが株価インパクトは見逃せないニュース。

上昇が見込まれる銘柄

残期待変動%銘柄初報/最終更新ニュース概要根拠株価反応
+6%7912
大日印
2026-03-17
→2026-03-17 11:30
新中期経営計画骨子発表(3/17)。有機ELメタルマスクへの大型投資200億円超・フォトマスク200億円以上前中計の最終年度(2026年3月期)の目標(営業利益850億円、ROE8%超)をほぼ達成見込みの状況で新中計発表。有機ELメタルマスクは世界シェア首位で、OLED普及拡大・スマホ折り畳み需要増で需要急拡大中前日2,955円(2026-03-16)→現在2,985円(+1.0%既反応)/残余地+6%
+5%6963
ローム
2026-03-17
→2026-03-17 15:00
東芝との統合構想も浮上との報道第一部でも取り上げたデンソー買収に加えて東芝(WD・SiC部門)との統合構想も出てきた。競争入札・複数の選択肢により最終的なTOBプレミアムが拡大する可能性。特別委設置は「慎重に最大株主価値を追求する」姿勢を示す(第一部と合算すると最大+20%余地)上記第一部参照

下落が見込まれる銘柄

残期待変動%銘柄初報/最終更新ニュース概要根拠株価反応
-5%9501
東電HD
2026-03-15
→2026-03-17
柏崎刈羽6号機の地絡問題が制御棒関連ではなく発電機地絡と判明、原因調査長期化へ3/14の発送電停止後、メーカーと原因調査中。原因が発電機絶縁の劣化であれば修繕期間は1〜3ヶ月となりうる。7号機の連続稼働にも不安要素として残る(上記第一部と合算で残-8%)上記第一部参照
-3%5020
ENEOS
2026-03-17
→2026-03-17
ホルムズ封鎖でナフサ調達難・エチレン生産リスク。原油在庫評価益はあるが石化部門コスト急増ENEOSも大規模エチレン製造設備を持つ(国内12基中の1基)。在庫評価益でプラスの側面があるが、石化・ケミカル部門の下押しで相殺される。出光より石化への依存が高いため総合的に不利基準1,408円(2026-03-05)→現在1,358円(-3.6%既反応)/残余地-3%

業種レベルの影響(銘柄特定なし)

残期待変動%初報/最終更新業種方向ニュース概要根拠/因果連鎖未織り込み理由
+3%2026-03-17
→2026-03-17
不動産上昇地価公示2026年:全国平均+2.8%、5年連続上昇。大阪圏は上昇加速(IR・なにわ筋線期待)不動産保有企業の含み益増加。特に大阪・なにわ筋線沿線の開発地所有企業一般的にも報道されているが、大阪IR関連銘柄への直接影響に言及なし

第四部: 非主要ニュースからの間接影響

主要テーマ以外のニュースを起点とした因果連鎖。ニュースの地味さ×連鎖の長さで未織り込み度が最も高い。期待変動%は割引なし(連鎖実現時のインパクト%)。

上昇が見込まれる銘柄

残期待変動%ステップ銘柄初報/最終更新起点ニュース → 因果連鎖未織り込み理由株価反応
+8%21605
INPEX
2026-03-17
→2026-03-17
出光のMidOcean LNG出資(800億円)→英国・豪州・カナダのLNG調達強化→日本のホルムズ代替LNG源確保→INPEXのイクシスLNGが「中東以外の戦略的LNG」として再評価・長期契約価値向上出光のLNG参入は「エネルギー安保の文脈でINPEXの戦略的重要性が高まる」という間接効果があるが、INPEXの直接ニュースとして報道されていない。既に+8.3%と反応しているが、エネルギー安保再評価の文脈での追加評価余地あり(第一部と合算)上記第一部参照
+5%31928
積ハウス
2026-03-17
→2026-03-17
地価公示+2.8%→都市圏住宅地上昇継続→積水ハウスの分譲・賃貸住宅事業の資産価値向上→含み益増加・ROE改善-0.5%でほぼ無反応。日銀利上げ懸念で住宅株全般が売られているが、地価上昇が積水ハウスの保有資産(分譲待ち土地)の含み益を実質的に増加させる効果は財務改善として評価されるべき基準3,565円(2026-03-05)→現在3,546円(-0.5%既反応)/残余地+5%
+5%27013
IHI
2026-03-18
→2026-03-18
石油備蓄放出(高市首相3/16表明)→政府のエネルギー安保設備投資強化→LNGタンク・備蓄設備・防衛インフラの政府発注増→IHIのLNG・防衛部門受注増-3.6%と下落。防衛株として注目のIHIだが、LNGタンク(石油備蓄施設)や資源・エネルギー部門(売上の約25%)への政府発注増は地味すぎて市場に見えていない基準3,921円(2026-03-05)→現在3,781円(-3.6%既反応)/残余地+5%

下落が見込まれる銘柄

残期待変動%ステップ銘柄初報/最終更新起点ニュース → 因果連鎖未織り込み理由株価反応
-6%35801
古河電
2026-03-17
→2026-03-17
出光のエチレン停止通知→ポリエチレン(PE)・プラスチック原料急減→電線の絶縁被覆材(架橋ポリエチレン)の調達困難→古河電工の電線製造コスト急増-3.6%と下落中だが、電線メーカーの原材料(絶縁被覆材)もポリエチレン系であることが見えていない。フジクラ(-6.5%)と同様の電線メーカーだが古河の反応は浅い → 追加下落余地あり基準28,465円(2026-03-05)→現在27,440円(-3.6%既反応)/残余地-6%
-5%27267
ホンダ
2026-03-10
→2026-03-18
三菱ケミカル・三井化学エチレン減産→ABS樹脂(バンパー・内装)供給タイト化→自動車部品の調達難・コスト増→ホンダの国内生産コスト上昇-6.3%と下落中。ホンダは電動化戦略の遅れに加えて石化部材調達難という二重苦が迫っている。「電動化路線修正」で話題になっているが石化部材の影響は報道されていない基準1,432円(2026-03-05)→現在1,342円(-6.3%既反応)/残余地-5%

業種レベルの影響(銘柄特定なし)

残期待変動%初報/最終更新業種方向起点ニュース → 因果連鎖未織り込み理由
-5%2026-03-06
→2026-03-18
食品・飲料下落ナフサ不足→PET(ペットボトル原料)→食品・飲料用包装材コスト急増→食品会社利益圧縮食品株(明治HD等)は「ディフェンシブ株」として買いが入っているが、包装材コスト増の影響を完全に見落としている

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