← 一覧
03_biz
9532 大ガス  |  更新: 2026-05-16 13:28
🖨 印刷

03 事業概要

銘柄:大阪ガス(9532) 更新日:2026年5月16日

事業概要(3行サマリー)

大阪ガス(Daigasグループ)は近畿地方(大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山)を主要供給エリアとする都市ガス最大手の一角であり、国内エネルギー事業に加えて米国シェールガス開発・豪州LNG権益などを擁する海外エネルギー事業を並立させ、海外セグメント営業利益率は約50%と国内(約4%)を大きく上回る高収益構造を有する。直近のFY2025(2025年3月期)では海外エネルギー540億円・ライフ&ビジネスソリューション288億円の利益を計上し、連結営業利益率7.8%(1,607億円/20,690億円)を維持し、近似規模の東京ガス(約5%)を凌ぐ収益性を誇る(D4)。中長期の成長ドライバーは北米シェール開発・LNG輸出事業の拡大と、国内の脱炭素・エネルギーマネジメントソリューション事業の育成であり、2026年度経営計画では経常利益目標2,000億円以上(2031年3月期)を掲げている(F1)。


セグメント別収益構成(直近決算期 FY2025:2025年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
国内エネルギー1兆7,300億円約78%749億円約47%4.3%D4/F1
海外エネルギー1,086億円約5%540億円約34%49.7%D4/F1
ライフ&ビジネスソリューション2,267億円約10%288億円約18%12.7%D4/F1
合計(連結)2兆690億円100%1,607億円100%7.8%D4

セグメント利益合計(1,577億円)と連結営業利益(1,607億円)の差異は、本社費用・セグメント間消去によるもの。利益率の差は大きく、海外エネルギーの高収益(約50%)が連結収益を支えている。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 営業利益率は5年間で4〜8%のレンジで推移(FY2023に燃料高コストで急落→FY2024・FY2025で回復)。海外エネルギー利益が安定していれば7〜8%維持は可能(D4)
  2. 競争優位の方向性: 海外エネルギー事業の利益が拡大基調(FY2021: 36億→FY2025: 540億)であり、国内の低利益率を補う構造が強化中。ただし国内市場の自由化競争が激化すれば国内エネルギー利益率のさらなる低下リスクも存在(D4/F1)
  3. 株価との関係: PER19.6倍・PBR1.31倍(D4)はガスセクターとして標準的。ROE約8%(自己資本1兆6,888億÷純利益1,344億)は目標水準付近であり、現バリュエーションは適正圏と見られる(※AI推定)

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

セグメント内訳

国内エネルギー(主力)

海外エネルギー(高収益)

ライフ&ビジネスソリューション

中期経営計画(2026年度)

出所:prices.db fundamentals(D4)、IRBank セグメントデータ(F1)、大阪ガス 2026年度経営計画(F1)。2026年5月16日現在。