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9432 NTT  |  更新: 2026-05-16 08:31
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03 事業概要

銘柄:NTT(9432) 更新日:2026年5月16日

事業概要(3行サマリー)

日本電信電話(NTT)は日本最大の通信持株会社であり、NTTドコモ(移動通信)・NTT東西(固定回線)・NTTデータ(ITサービス・グローバル)・NTTコミュニケーションズ等を傘下に持ち、通信インフラからITソリューションまで垂直統合した事業体制を展開、連結売上14.4兆円・従業員約33万人規模で国内最大の情報通信グループを形成する。国内No.1・世界No.3のデータセンター総受電容量2,000MW(2030年度3,000MW計画)と独自開発のIOWN(光電融合)技術が競合他社にない構造的差別化要因となっており、AI・クラウド需要の急増を直接取り込む基盤を保有する。中長期の成長ドライバーはNTTデータのグローバルIT展開(FY2025同セグメント営業利益+50.7%)と国内DC拡張によるAI・クラウドインフラ需要の取り込みであり、2030年度EBITDA4兆円目標(中計修正版)の達成が焦点となる。


セグメント別収益構成(直近決算期:2026年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
総合ICT事業(ドコモ等)6兆2,100億43%9,421億55%15.2%F1
地域通信事業(NTT東西)3兆1,100億22%3,074億18%9.9%F1
グローバル・ソリューション事業(NTTデータ等)4兆6,400億32%4,882億28%10.5%F1
その他(不動産・エネルギー等)1兆7,300億12%▲16億赤字F1
合計(連結)14兆4,091億100%1兆7,062億100%11.8%F1

※セグメント売上高はD2(irbank)のFY2024実績から推計・F1補正。セグメント利益合計と連結営業利益の差は内部消去・本社費用。IFRS適用のため「営業利益」はIFRS定義。

※地域通信事業の利益率が前期(9.5%)から微回復、グローバル・ソリューションが前期比+50.7%急増(NTTデータ完全子会社化効果)。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 連結営業利益率はFY2022〜FY2024の18%台からFY2025に16.4%(irbank合算)へ低下。FY2026連結営業利益ガイダンスは+0.2%の横ばい圏。地域通信の構造的縮小はグローバル・ソリューションの拡大で相殺できる見通しだが、利益率の回復は中期課題。
  2. 競争優位の方向性: DC・AI基盤では拡大中(2,000MWの規模は国内他社を大きく上回る)。通信キャリア事業(ドコモ)は価格競争で縮小傾向。全体として「通信」から「データインフラ・ITサービス」へシフトする過渡期。
  3. 株価との関係: PER10.4倍・PBR1.21倍(2026/05/15時点)はグロース要素(DC・AI)を全く織り込んでいない水準。配当利回り3.43%・自社株買い2,000億円を考慮すると株主還元ベースでは割安圏。ROEはFY2025に約10%(純利10,000億/自己資本102,216億)で、PBR1.21倍に対してそれほど割安ではないが、IOWN/DC拡張のEPS成長が実現すれば再評価余地あり。※AI推定含む

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

総合ICT事業(NTTドコモ中心)

地域通信事業(NTT東西)

グローバル・ソリューション事業(NTTデータ等)

地域別売上構成(概算・※AI推定)

地域売上構成比
日本約65〜70%
北米約12〜13%
欧州約10〜11%
アジア・その他約7〜8%

中期経営計画(修正版・2026年5月公表)

出所:NTT 2025年度決算短信〔IFRS〕(F1、2026年5月8日公表)、irbank(D2)、株探(F2)。2026年5月16日現在。