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9147 NXHD  |  更新: 2026-05-16 08:15
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目次

03 事業概要

銘柄:NXHD(9147) 更新日:2026年5月16日

事業概要(3行サマリー)

NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は日本最大の総合物流企業グループであり、国内陸運・航空・海上・倉庫・国際物流を網羅し、世界50カ国以上・400都市超の拠点ネットワークを有する。売上収益2.5兆円規模(2025年12月期)のうち海外売上比率が5割超を占め、在来大手と一線を画すグローバル展開が最大の差別化要因となっている。中期経営計画「NX GROUP MANAGEMENT PLAN 2028」では2028年12月期に売上3兆円・営業利益率5%・ROE10%以上を目標に掲げており、M&Aと料金改定によるプロフィットシフトが中長期の主要ドライバーとなっている。


セグメント別収益構成(2025年12月期)

irbank取得済みデータを利用。セグメント利益はIFRS当期利益ベース。連結営業利益515億円とは定義が異なる(本社費用・消去を除いたセグメント合計は乖離が大きい)。

セグメント売上収益構成比セグメント利益※利益構成比利益率出典
日本12,200億円47.4%445億円53.3%3.6%D2
米州5,138億円20.0%48億円5.7%0.9%D2
東アジア3,269億円12.7%161億円19.3%4.9%D2
欧州1,476億円5.7%57.1億円6.8%3.9%D2
南アジア・オセアニア1,290億円5.0%32.6億円3.9%2.5%D2
重量品451億円1.8%53.1億円6.4%11.8%D2
建設686億円2.7%24.9億円3.0%3.6%D2
警備輸送1,214億円4.7%57.7億円6.9%4.8%D2
物流サポート
合計(連結)25,748億円100%

※セグメント利益はIFRS当期利益ベース。連結営業利益515億円(利益率2.0%)とは定義が異なる。セグメント合計と連結値は本社費用・消去分が除外されているため乖離する(既知)。

重量品セグメントの利益率(11.8%)が突出して高く、特殊輸送の付加価値の高さを反映している。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 営業利益率は2022年6.0% → 2023年2.7% → 2024年1.9% → 2025年2.0%と構造的に低下しており、料金改定効果と中計施策(売上3兆円・OPM5%)が奏功するかが焦点。ROE(自己資本比率ベース)も低水準にあり、中計目標の10%達成には大幅な収益改善が必要。
  1. 競争優位の方向性: 国内大手(ヤマトHD、SGホールディングス)は小口宅配中心で直接競合は限定的。海外では世界系大手(DHL、Kuehne+Nagel)との差は日系荷主向け特化で補完関係にあるが、規模差は縮まっていない。M&Aによる米州補強は競合に対する地理的穴の埋め合わせ。
  1. 株価との関係: PER436倍(2026年5月15日時点、2025年12月期純利益急減による)は実態を反映していない特殊状態。2026年通期予想純利益(600億円)ベースのPERは約19倍で概ねフェア。PBR(─/自己資本不明だがD4 2024年度8,539億円ベースで約1.3倍)は中計ROE目標10%に対して妥当〜やや割高圏。※AI推定含む。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要サービス(セグメント別):

地域別売上構成(2025年12月期・概算):

中期経営計画「NX GROUP MANAGEMENT PLAN 2028」(〜2028年12月期):

出所:NIPPON EXPRESSホールディングス決算短信(F5)、irbank(D2)、lnews.jp(F1)。2026年5月16日現在。