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8031 三井物  |  更新: 2026-05-09 08:15
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03 事業概要

銘柄:三井物産(8031) 更新日:2026年5月9日

事業概要(3行サマリー)

三井物産は国内大手総合商社の一角で、エネルギー・金属資源・生活産業・機械インフラなど7セグメントを展開し、LNG・銅・鉄鉱石などの資源権益を世界規模で保有する。LNG調達量は国内商社最大級で、サハリン2・豪州・中東の主要プロジェクトに直接参画するなど権益の分散と深みが差別化要因となっている。中期経営計画2029(2030年、そしてその先へ)では「エネルギー転換・産業課題・ウェルネス」の3軸でFY2029の基礎営業CF1.2兆円・ROE12%を目標とし、AI活用と資産リサイクルを両輪に成長を図る。


セグメント別収益構成(FY2025 2025年3月期)

※セグメント利益はIFRS当期利益ベース。連結営業利益4,007億(D4)とは定義が異なる(持分法損益を含む構造のためセグメント合計が連結営業利益を上回る)。セグメント計と連結純利益9,003億の差(約212億)は本社費用・消去。

セグメント収益構成比セグメント利益※利益構成比利益率出典
エネルギー39,700億円27.1%1,735億円19.7%4.4%F1
生活産業33,400億円22.8%537億円6.1%1.6%F1
化学品29,800億円20.3%759億円8.6%2.5%F1
金属資源19,400億円13.2%2,854億円32.4%14.7%F1
機械・インフラ14,800億円10.1%2,329億円26.5%15.7%F1
鉄鋼製品6,536億円4.5%132億円1.5%2.0%F1
次世代・機能推進2,954億円2.0%873億円9.9%29.5%F1
その他14億円0.0%▲428億円F1
合計(連結)146,626億円100%9,003億円100%6.0%D4

利益率差が大きい理由:次世代・機能推進(29.5%)は金融・デジタル等の高付加価値子会社群で構成。エネルギー(4.4%)は大規模インフラ費・LNGプロジェクトコストが嵩む。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 営業利益率(D4)はFY2023の4.8%からFY2025の2.7%へ低下中。ただし純利益ベースでは持分法収益込みの基礎営業CF(FY2026: 9,789億)が維持されており、IFRS構造上の見かけ低下を含む。資源価格正常化局面での収益水準は要注視。
  1. 競争優位の方向性: 金属資源では権益保有コストの低さで競合(伊藤忠・住友商事)との差を保つが、エネルギー転換による資産リサイクルスピードは同業水準にとどまる。LNG権益の長期優位は2030年代に入ると転換リスクが顕在化するリスク。
  1. 株価との関係: PBR2.10×、PER18.9×(D1)。FY2026 ROE10.2%対比でPBRはやや割高。ただしFY2027回復ガイダンス(純利+10.3%)を織り込んだ予想PER約17×は商社セクター平均水準。アナリストコンセンサス目標株価6,915円(D4)に対し現在値5,560円は約20%割安。※AI推定で回復シナリオ実現度が評価の鍵。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別)

中期経営計画2029「2030年、そしてその先へ 信頼とイノベーションで未来をつくる」(F1: 2026-05-01公表)

出所:F1(irbank segment取得、WebSearch 2026年5月取得)、D4(prices.db fundamentals)、D1(signals)、D3(news.db)。2026年5月9日現在。