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7731 ニコン  |  更新: 2026-06-10 03:26
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03 事業概要

銘柄:ニコン(7731) 更新日:2026年6月10日

事業概要(3行サマリー)

ニコンは半導体露光装置(精機)・デジタルカメラ(映像)・医療用顕微鏡(ヘルスケア)・金属3Dプリンター(DM)・光学コンポーネントの5事業を展開する光学精密機器メーカーで、売上の約8割を海外市場が占める。映像事業がFY2026-03の連結セグメント利益の大部分を稼ぎながらも、DM事業のSLM Solutions社買収に起因する990億円超の大規模減損損失(FY2026-03確定)が全社損益を▲860億円の最終赤字へ押し下げた。中長期の成長ドライバーはArF互換液浸機(S6xx、2028年出荷予定)による精機事業再建と、ヘルスケア事業の持続的拡大であり、FY2027は売上7,400億円・営業利益100億円の黒字転換を会社ガイダンスとして示している。


セグメント別収益構成(FY2025-03・irbank確認済み)

セグメント売上高構成比営業利益①利益率出典
映像事業2,954億円41.3%413億円14.0%D5
精機事業2,020億円28.2%15億円0.8%D5
ヘルスケア事業1,165億円16.3%67億円5.8%D5
コンポーネント事業741億円10.4%72億円9.7%D5
デジタルマニュファクチャリング事業234億円3.3%▲152億円赤字D5
その他40億円0.6%29億円72.5%D5
合計(連結)7,153億円100%24億円0.3%D4

①セグメント利益(irbank取得、調整前)。連結営業利益24億円との差異は本社費・消去・IFRS調整等。D5: irbank.net(get_irbank_segment.py)

FY2026-03(確定):売上収益6,772億円(前期比▲5.3%)、連結営業損失▲1,124億円、純損失▲861億円。DM事業で990億円超の減損、精機事業でも113億円の一時費用を計上(F1)。映像事業が唯一の収益柱として機能した。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: FY2025の営業利益率0.3%から、FY2026-03は▲16.6%(減損込み)に急落。FY2027会社予想は売上7,400億円・OP100億円(利益率1.4%)と緩やかな回復見込み。DM・精機の構造問題処理後は映像事業の収益力(利益率14%水準)が下支えとなる見通し
  1. 競争優位の方向性: 精機ではASMLへの差が拡大中。映像事業(ZシリーズミラーレスとNIKKORレンズ)での差別化は維持。ヘルスケアは国内医療機器・再生医療分野での差別化拡大中。全体としてモート(競争の堀)は縮小傾向だが底打ち局面(※AI推定)
  1. 株価との関係: PBR0.94倍(PER17.3倍、2026年6月9日)はFY2026-03の大幅赤字を大半織り込み済みと評価。FY2027で営業利益100億円・純利益100億円に回復すれば、EPS約30円として目標PER30〜40倍(成長回復期)でPBR1.5〜2倍への余地も(※AI推定)

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別)

中期経営計画・次期方針

出所:D4(prices.db fundamentals)、D5(irbank.net セグメントデータ)、F1(WebSearch: ニコン2026年3月期決算・2027年3月期ガイダンス、2026年6月10日取得)。2026年6月10日現在。