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7201 日産自  |  更新: 2026-06-09 03:03
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03 事業概要

銘柄:日産自(7201) 更新日:2026年6月9日

事業概要(3行サマリー)

日産自動車はルノー・三菱自動車とのアライアンスを軸に、乗用車・SUV・EVを北米・日本・中国・欧州で製造・販売する総合自動車メーカーで、グローバル販売台数は年315万台(FY2025)。EV先行開発(リーフ世界初量販EV)とプロパイロットADAS技術を強みとするが、FY2025(2026年3月期)は米国関税影響2,860億・インフレ950億が直撃し営業利益580億・純損失-5,331億と前期比大幅悪化となった。再建計画「Re:Nissan」(7工場閉鎖・2万人削減・固定費5,000億削減)が進み固定費2,000億削減を達成、FY2026は純利益200億の黒字転換を会社予想として掲げている。


セグメント別収益構成(FY2025 通期確定値 2026年3月期)

セグメント売上高(億円)構成比営業利益(億円)利益構成比営業利益率出典
自動車事業約114,000約90%-2,680赤字-2.3%F1
販売金融事業約12,476約10%2,85623.9%F1
合計(連結)120,079100%580100%0.5%F1/D4

セグメント合計OP(176億)と連結OP(580億)の差は全社費用消去等の調整。FY2025に自動車事業で4,912億円の大規模減損(ノンキャッシュ)を計上。

利益構成比: 自動車事業は赤字のため販売金融事業が連結利益の全量以上を担う構造。

出所:irbank セグメントデータ(F1)、Car Watch 2026/05/13決算記事(F1)、prices.db fundamentals(D4)

利益率差のメカニズム: 販売金融事業(23.9%高利益率)が自動車事業の赤字を完全に補い、かつ連結黒字を維持する構造。FY2024まで自動車事業はOP +2,216億を計上していたが、FY2025に北米関税・中国販売急減・固定費の非弾力性が重なり▲2,680億に急悪化した。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 過去5期の営業利益率はFY2023:3.6% → FY2024:4.5%と改善基調だったが、FY2025:0.5%に急落。FY2026Fは2,000億(1.5%目標)と回復見込みで、固定費削減効果が継続すれば中期3%台回復は視野。ただし中国市場縮小分を北米・日本で補えるかが前提(※AI推定)。
  2. 競争優位の方向性: 中国EVでの優位は縮小中。北米SUVはトランプ関税リスクが継続するが、三菱へのOEM供給拡大で工場稼働改善の新たな優位軸が出始めている。ルノーとのアライアンスは維持されているが戦略的積極性は低下傾向。
  3. 株価との関係: PBR 0.25倍(2026/06/08)は解散価値の1/4水準であり、再建への懐疑が完全に織り込まれた値。アナリスト目標株価429円(現在341.9円比+25%)はFY2026黒字転換進捗シナリオに相当(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品(セグメント別)

自動車事業:

販売金融事業:

地域別販売台数(FY2025 概算)

地域変化主因
中国前年比-6.3%(Q4:-1.9%に改善)BYD等EV競合激化
日本前年比-13.5%新型ルークス・リーフが新規顧客獲得も縮小
北米前年並み維持(小売増)関税リスクあるも小売は堅調
欧州前年比-9.7%EV競争激化
その他前年比-8.1%

中期経営計画「Re:Nissan」(2025年5月発表)

出所:日産自動車 2025年度決算発表(F1, Car Watch 2026/05/13)、irbank セグメントデータ(F1)、prices.db fundamentals(D4)。2026年6月9日現在。