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6305 日立建機  |  更新: 2026-06-02 03:03
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目次

03 事業概要

銘柄:日立建機(6305) 更新日:2026年6月2日

事業概要(3行サマリー)

日立建機は建設機械(主力:油圧ショベル)の製造・販売・アフターサービスを手掛ける国内2位・世界上位の建設機械メーカーで、日本・欧州・北米・アジア・マイニング市場(アフリカ・オーストラリア)に展開し、FY2026(2026年3月期)実績は売上1兆4,054億円・純利益732億円(前期比-10.1%)。油圧技術・省燃費設計・ICT建機での差別化と「ConSite」(世界33万台搭載の遠隔監視システム)による機械稼働情報を活用したソリューション事業が競争優位の核心。中長期は2027年4月に「ランドクロス株式会社(LANDCROS)」へ商号変更し、北米・中南米・マイニング・パーツ&サービスの4重点事業に5,000億円を投資する中計「LANDCROS 2028」で2030年業界トップ3を目指す。


セグメント別収益構成(直近決算期:FY2026 2026年3月期)

データ取得手順: IRBankセグメントデータ(ステップ1取得済み)はFY2025(2025年3月期)まで対応。FY2026実績はWebSearch(F1)で取得。

セグメント売上高構成比調整後営業利益※利益構成比利益率出典
建設機械ビジネス12,685億円89.7%1,214億円91.4%9.6%F1
スペシャライズド・パーツ・サービスビジネス1,452億円10.3%114億円8.6%7.9%F1
合計(消去前)14,137億円100%1,328億円100%9.4%
連結(報告値)14,054億円1,329億円9.5%F1

※調整後営業利益(IFRS調整済)。連結報告値との差は消去・調整項目。FY2025比でスペシャライズド事業の利益率が11.1%→7.9%へ低下(-3.2pt)しており、部品・サービス部門での競争激化・コスト増が利益を圧迫している点に注目。

参考(FY2025 2025年3月期、irbank取得値):

セグメント売上高営業利益利益率
建設機械ビジネス12,400億円1,406億円11.3%
スペシャライズド・パーツ・サービス1,274億円141億円11.1%

強み・弱み

1. 世界33万台に搭載されたConSite遠隔監視システムによるIoT/データ活用力。機械の稼働状況・故障予兆を把握し、高付加価値サービス収益(パーツ・整備)へ転換する「ソリューション収益化」能力が参入障壁を形成。

2. 170カ国以上に及ぶグローバルサービスネットワークと豊富な補修部品在庫。FY2026でスペシャライズド・パーツ事業の売上比率が10.3%へ上昇(FY2025: 9.3%)、ダウンサイクルでもアフターサービス収入が底堅い。

3. 中計「LANDCROS 2028」で5,000億円成長投資(北米・中南米・マイニング・パーツ&サービス集中)と商号変更を絡めた第二の創業ビジョンによるブランド・ポジショニング刷新。

1. FY2026でスペシャライズド事業の利益率が大幅低下(11.1%→7.9%)。高マージン収益源が想定以上に悪化しており、FY2027の回復が必須。

2. 中国建設需要の構造的低迷が続き、アジア市場の売上・利益を持続的に圧迫。中国系(XCMG・三一重工)の低価格攻勢が新興市場シェアを侵食している(※AI推定)。

3. FY2026まで2期連続の減益(営業利益FY2024→FY2026: 1,680→1,329億円、-21%)。アナリスト目標株価(5,054円・中立)が現値(5,113円)を下回る水準まで株価が低迷。


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 調整後営業利益率はFY2024: 11.9%→FY2026: 9.5%まで低下。ROEもFY2024: 12.2%→FY2026は8〜9%台へ低下見込み(※AI推定)。商号変更・中計による事業転換期であり、FY2027での反転が持続可能性を判断する分水嶺。
  2. 競争優位の方向性: ConSite・Wenco等のデジタルソリューション領域では差別化が進んでいる一方、建機ハードウェアでは中国系との価格競争が激化。マイニング領域(アフリカ・豪州)での高マージン維持が競争優位の核心。
  3. 株価との関係: PER 11.9x・PBR 1.34x(D1)に対し、ROE 8〜9%台は若干割高感あり。アナリストコンセンサス(中立・目標5,054円)が現値(5,113円)を若干下回り、FY2027ガイダンス(純利益+9%・配当190円)の達成が株価再評価の必要条件(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

出所:IRBank セグメントページ(D1/F1)、WebSearch 決算短信・ログミーファイナンス(F1)、IR記事(D2)。2026年6月2日現在。