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6103 オークマ  |  更新: 2026-05-31 03:32
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03 事業概要

銘柄:オークマ(6103) 更新日:2026年5月31日

事業概要(3行サマリー)

オークマはNC旋盤・マシニングセンタ・複合加工機等を製造・販売する工作機械大手(国内トップクラス・世界第8位)で、日本・米州・欧州・アジア太平洋の4地域に販売ネットワークを持つ。NC装置(OSP)・モータ・サーボドライブ・位置検出器を自社開発・完全内製する"機電一体"は日本国内で唯一であり、自社製NC装置の累計出荷台数26万台超(2023年時点)が参入障壁を形成している。FY2026(2026年3月期)は売上2,358億・OP155億と前期比14.1%増/5.8%増で業績回復を果たし、FY2027はOP190億(同22.5%増)の増益ガイダンスを発表するなど、航空宇宙・防衛分野の需要拡大とAI知能化×省エネ「Green-Smart Machine」による付加価値向上が中長期の成長ドライバーである。


セグメント別収益構成(直近決算期:2025年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
日本961億円46.5%92.4億円65.0%9.6%D1
米州631億円30.5%30.2億円21.2%4.8%D1
欧州338億円16.3%10.0億円7.0%3.0%D1
アジア・パシフィック139億円6.7%9.5億円6.7%6.9%D1
合計(連結)2,069億円100%142.1億円100%6.9%

連結営業利益147億円(利益率7.1%)とセグメント合計142億円の差(4.9億円)は本社費用等の調整による([WARN] セグメント合計と連結値に乖離あり・本社費用消去が主因)。

欧州の利益率は前期7.2%から3.0%へ大幅低下(受注減速下での固定費負担増が主因)。

※ FY2026(2026年3月期)の地域別セグメント詳細は決算発表時(2026年5月)に公表予定。FY2026連結実績:売上2,358億・OP155億(F1)。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: FY2026はOP155億・利益率6.6%まで回復(FY2025: 147億・7.1%)。FY2027ガイダンスはOP190億(利益率7.8%)まで改善を見込む。ただしFY2023〜24のピーク(OP248〜254億・利益率10.9〜11.1%)への完全回帰には時間を要する見通し。ROEは2026年3月期実績で純利125億/自己資本2,275億≒5.5%と依然低水準(※AI推定)。
  1. 競争優位の方向性: 機電一体の内製力という核心的優位は維持されているが、欧州・中国の中低価格帯では差異化が縮小傾向。航空宇宙・複合加工機など高付加価値セグメントでの差は拡大中(※AI推定)。FY2026の中国向け大幅成長(+55.2%)は市場シェア維持を示唆するが持続性に不確実性あり。
  1. 株価との関係: PBR 1.09倍は実質簿価水準。FY2026 EPS実績は約207円(純利125億/605万株換算・※AI推定)で現状PER約19.8倍。FY2027 EPS予想はアナリスト予想277円(参考値)に対し会社ガイダンス純利130億≒約215円(※AI推定)でPER約19倍。業績回復軌道を相当程度織り込んでいる水準。
▼ セグメント内訳・製品・中計(詳細)

主要製品: NC旋盤、マシニングセンタ(立型・横型)、複合加工機、5軸加工機、NC研削盤、NC放電加工機

独自技術: iNC OSP(NC装置)/ SERVONAVI(省エネサーボ制御)/ Green-Smart Machine(省エネ×AI知能化)

中期経営計画:「中期経営計画2025」基本戦略は「ものづくりDXソリューションの展開」。AI知能化による"省熟練"とGreen-Smart Machineによる自律的省エネを柱に展開。成長産業(航空宇宙・防衛・エネルギー)およびグローバル市場での成長を重点施策とする。

FY2026 地域別動向(参考): 中国市場が前期比+55.2%増と全体を牽引。海外売上比率は73.3%に上昇(F1)。

出所:irbank.net セグメント情報(D1)、Yahoo Finance / 松井証券決算情報(F1)、各種報道(F2)。2026年5月31日現在。