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5803 フジクラ  |  更新: 2026-05-31 03:21
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目次

03 事業概要

銘柄:フジクラ(5803) 更新日:2026年5月31日

事業概要(3行サマリー)

フジクラは光ファイバ・電線・電子部品を中核とする総合電気素材メーカーで、情報通信・エレクトロニクス・エネルギー・自動車の4セグメントをグローバルに展開し、東証プライム上場。独自の強みは細径高密度光ファイバケーブル(SWR/WTC)と光電融合デバイス(CPO向け光接続部品)にあり、FY2026(2026年3月期)の情報通信セグメントは売上・利益ともに過去最高を更新し、グループ全体の売上は初めて1兆円超(11,824億円)を達成した(F1・F2)。生成AI普及に伴うハイパースケールデータセンター向け光ファイバ・光電融合需要の長期拡大が最大の成長ドライバーであり、佐倉事業所新工場建設および米国子会社設立による生産能力増強が進行中(D2)。


セグメント別収益構成(FY2025:2025年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
情報通信4,513億円46.1%922億円68.1%20.4%F1
エレクトロニクス1,859億円19.0%229億円16.9%12.3%F1
自動車1,771億円18.1%58億円4.3%3.3%F1
エネルギー1,452億円14.8%119億円8.8%8.2%F1
不動産108億円1.1%49億円3.6%44.9%F1
その他91億円0.9%△22億円△24%F1
合計(連結)9,794億円100%1,355億円100%13.8%

FY2025セグメント合計利益(922+229+119+58+49-22=1,355億)は連結営業利益と一致。情報通信の利益率(20.4%)と自動車(3.3%)の格差が極めて大きい。情報通信はAIデータセンター向け光ファイバの需給ひっ迫で価格交渉力が高まる一方、自動車は銅価格上昇とEV対応コストにより構造的に低利益率が続く。

※FY2026(2026年3月期)通期の詳細セグメントデータは取得不可。連結営業利益は1,887億円(+39.2%)と大幅増益(F2)。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: ROEはFY2022の17.7%→FY2025の22.4%→FY2026は約31%(※AI推定)と急上昇基調。営業利益率もFY2022の5.7%→FY2026の15.9%(1,887÷11,824)へ継続改善。ただしFY2027ガイダンスは営業利益+11.8%・純利益-0.7%と成長鈍化を示唆しており、ピーク水準に近づいている可能性(D4・F2)
  2. 競争優位の方向性: 光電融合分野では米コーニングが主要競合だが、フジクラは高速接続向け特殊部品で独自ポジションを維持しており優位性は拡大傾向。ただし2026年5月の決算発表後の急落(-19%→-17%)は市場が成長鈍化を強く織り込み始めたことを示す(D1・D3)
  3. 株価との関係: 現株価4,798円(2026/5/29)はアナリスト目標(4,434円)を上回るが、決算発表前の6,000円台から約20%調整済み。PER15.8・PBR3.25は成長期待織り込み水準。FY2027のEPS成長が鈍化する局面ではバリュエーション調整リスクが残る(D4・※AI推定)

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別):

地域別売上構成: 取得不可(統合報告書では北米比率拡大中と記載あり)

中期経営計画・主要投資計画:

競合比較(参考):

企業特徴
フジクラ(5803)SWR/WTC・光電融合でAI特需を直接取り込む
住友電工(5802)光ファイバ・自動車ハーネスで競合。総合力は高いがDC特化度は低い
古河電工(5801)電力ケーブル・光ファイバで競合
Corning(米)光ファイバ世界最大手。フジクラとは市場連動性あり(D1)

出所:irbank.net セグメントデータ(F1)、フジクラIR開示(D2)、株探(F2)、prices.db fundamentals(D4)。2026年5月31日現在。