← 一覧
03_biz
5706 三井金属  |  更新: 2026-05-30 03:25
🖨 印刷

03 事業概要

銘柄:三井金属(5706) 更新日:2026年5月30日

事業概要(3行サマリー)

三井金属は非鉄金属の大手企業で、金属(亜鉛・鉛製錬)、機能材料(電解銅箔・触媒等)、モビリティ(ドアロック等自動車部品)、その他(エンジニアリング等)の4セグメントを国内外で展開する。機能材料セグメントでは電解銅箔(プリント配線板用・高周波基板用)において世界首位級のシェアを有し、技術認定の高い参入障壁と高いスイッチングコストが収益を下支えしており、FY2025(2026年3月期)は機能材料セグメント利益+53.5%と急拡大した。中長期の成長ドライバーはAIサーバー向け高周波基板用電解銅箔の需要急増であり、同社は増産設備投資を継続し、AI投資ブームを直接収益化できる数少ない素材企業として構造的な業績拡大局面にある一方、FY2026(2027/3期)は円高・金属市況変動を主因に営業利益を▲30.5%と減益ガイダンスを示している。


セグメント別収益構成(直近決算期:2025年3月期)

セグメント売上高構成比セグメント利益※利益構成比利益率出典
金属2,474億円35.8%445億円51.0%18.0%D2
モビリティ2,036億円29.5%147億円16.8%7.2%D2
機能材料1,463億円21.2%252億円28.9%17.2%D2
その他941億円13.6%28.8億円3.3%3.1%D2
セグメント合計6,914億円100%872.8億円100%12.6%
連結(調整後)7,123億円747億円(営業利益)10.5%D4

※ セグメント利益はirbank掲載値(経常利益ベース)。連結営業利益747億円とは定義が異なる(差208.2億円は消去・全社費用と定義差)。構成比は絶対値から手動計算。セグメント利益合計と連結営業利益の乖離はIFRS構造(本社費用・消去が除外)によるもの。

機能材料は売上規模で第3位ながら、利益率17.2%は金属セグメント(18.0%)に肩を並べる高収益セグメント。モビリティは利益率7.2%で構造的な収益重荷となっている。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: FY2025(2026/3期)は営業利益率17.3%(1,309億/7,585億)、ROEは912億/3,315億≒27.5%と過去最高水準を達成(※AI推定含む)。ただしFY2026(2027/3期)は営業利益910億で利益率約11%まで低下見込みとなっており、機能材料の電解銅箔需要鈍化と円高・金属市況変動が圧迫要因となる。
  2. 競争優位の方向性: 高周波基板用電解銅箔は設備投資と顧客認定に長いリードタイムが必要で参入障壁が高い。増産投資継続中であり中期的には競争優位が維持される見込みだが、FY2026の減益ガイダンスは短期的な需給調整を示している。
  3. 株価との関係: 現株価51,510円(2026/05/29)はアナリスト目標株価39,670円を約30%上回り、FY2025実績PER約32倍(EPS1,594円※AI推定)で業績ピーク後の水準として割高感がある(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別)

最新業績(FY2025 2026/3期実績・F1)

M&Aイベント(2026年)

出所:irbank.net(D2)、決算発表資料・株探(F1)。2026年5月30日現在。