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4661 OLC  |  更新: 2026-06-22 23:45
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目次

4661 - OLC

作成日: 2026年06月22日


目次


① 株価指標・テクニカル

01 株価指標・テクニカル

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年6月19日

株価チャート(1年)

chart

マクロ環境

更新: 2026-06-19

指標前日比前日比%1M騰落MA25乖離
日経平均71,169.04+115.5+0.16%+17.54%+8.28%
TOPIX4,068.18+54.9+1.37%+6.32%+3.91%
S&P5007,500.58+80.5+1.08%+1.32%+0.38%
USD/JPY161.18-0.16-0.10%+1.31%+0.83%
米10年債利回り4.45%-0.036-0.80%-3.72%-1.31%
金先物4,160.30-63.2-1.50%-8.62%-5.50%
全指標・テクニカル詳細(クリックで展開)
カテゴリ指標前日比前日比%1W1M3MRSIMA25乖離MA200乖離MACD
日本株日経平均71,169.04+115.5+0.16%+7.80%+17.54%+33.34%71 (過熱)+8.28%+32.84%+
日本株TOPIX4,068.18+54.9+1.37%+6.21%+6.32%+9.44%65+3.91%+15.39%+
先物CME日経先物71,510.00-400.0-0.56%+6.20%+17.36%+35.22%68+7.84%+30.13%+
米国株NYダウ51,564.70+72.1+0.14%+1.41%+3.78%+11.55%59+1.65%+7.08%+
米国株S&P5007,500.58+80.5+1.08%+1.44%+1.32%+13.22%55+0.38%+8.66%-
米国株NASDAQ26,517.93+496.3+1.91%+2.74%+1.64%+19.71%56+0.66%+12.70%-
欧州株FTSE10010,399.70-108.9-1.04%+0.93%+2.26%-0.04%51+0.28%+3.83%+
欧州株DAX25,026.80+92.1+0.37%+3.38%+2.96%+6.49%58+1.02%+3.42%-
アジア株上海総合4,090.48-17.6-0.43%+2.60%-0.99%+0.68%52+0.24%+2.41%+
アジア株ハンセン23,924.81-387.3-1.59%-1.34%-6.82%-8.07%33-4.92%-7.96%-
為替EUR/JPY184.66-0.23-0.13%-0.38%-0.22%+0.71%44-0.32%+1.19%-
為替GBP/JPY212.83-0.23-0.11%-0.91%-0.15%+0.28%40-0.67%+1.51%-
為替USD/JPY161.18-0.16-0.10%+0.66%+1.31%+1.44%69+0.83%+3.08%+
債券米5年債利回り4.22%+0.012+0.28%+0.84%-1.29%+9.40%55+0.41%+10.90%-
債券日本国債ETF2,027.00-6.00-0.30%+0.35%+2.27%-2.74%51+0.58%-3.48%+
債券米10年債利回り4.45%-0.036-0.80%-0.27%-3.72%+4.51%47-1.31%+5.69%-
債券米30年債利回り4.90%-0.074-1.49%-1.01%-4.78%+0.41%39-2.49%+1.71%-
コモディティBrent原油80.30+0.92+1.16%-8.05%-27.25%-26.09%28 (冷却)-13.37%+0.71%-
コモディティWTI原油76.41+0.82+1.08%-9.98%-26.21%-20.52%28 (冷却)-14.46%+1.78%-
コモディティ金先物4,160.30-63.2-1.50%-1.30%-8.62%-9.57%36-5.50%-7.29%-
株価概況
項目出典
現在株価(終値)2,330円D1(2026-06-19)
前日比+30.0円D1
前日比%+1.30%D1
移動平均25日2,226円D1
移動平均75日2,470円D1
移動平均200日2,890円D1
ボリンジャーバンド上限2,348円D1
ボリンジャーバンド下限2,104円D1
ボリンジャーバンド位置1.70D1
RSI(14)57.0D1
PER26.6倍D1
PBR3.91倍D1
ROE12.7%D1
配当利回り0.60%D1
EPS(予想)87.45円D1
空売り比率0.27%D3(2026-05-22)
アナリスト目標株価2,972円(現在比 +27.6%)D2(2026-05-22)
アナリストコンセンサス買いD2
1M騰落+5.0%D1
3M騰落-16.4%D1
6M騰落-19.4%D1
モメンタムスコア2.8 / 10D1
テクニカルスコア6.5 / 10D1
ゴールデンクロス(直近30日)D1
デッドクロス(直近30日)D1
移動平均200日比較D1

RSI(14): 30以下=売られ過ぎ、70以上=買われ過ぎ

BBσ(ボリンジャーバンドσ位置): 0=MA中心、±2=バンド境界、バンド外も表現。+1.2σ以上で高位

モメンタムスコア / テクニカルスコア: 各種シグナルを0〜10点で評価。モメンタム=騰落率ベース、テクニカル=移動平均・RSI・ボリンジャーバンドベース

ゴールデンクロス / デッドクロス: 移動平均25日が移動平均75日を上抜け/下抜けた直近30日以内の日付(なければ ─)

空売り比率: karauri.net 最新週次データ

③ 事業概要

03 事業概要

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年5月27日

事業概要(3行サマリー)

東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを運営する日本唯一のディズニーテーマパーク事業者であり、ホテル・物販を含む垂直統合型で千葉・浦安エリアに集中展開する。ファンタジースプリングス開業(2024年6月、投資額約3,010億円)によるゲスト1人当たり売上高の拡大で、2026年3月期は売上高7,045億円と過去最高を更新した一方、人件費・諸経費増加により営業利益は1,684億円(-2.1%)と初の減益となった。2035年長期経営計画(売上1兆円超・2029年度営業CF3,000億円水準)を掲げ、東京ディズニーシー25周年イベント(2026〜2027年)・新IPエリア開発・クルーズ事業参入を中長期成長ドライバーとする。


セグメント別収益構成(2026年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
テーマパーク5,683億円80.7%1,304億円77.4%22.9%F1/F2
ホテル1,188億円※16.9%376億円※22.3%31.7%※※AI推定
その他171億円2.4%5億円0.3%2.9%F1
合計(連結)7,045億円100%1,684億円100%23.9%

テーマパーク利益が前期比-7.1%と大幅減益となったのは、人件費増加(約112億円)・システム/メンテナンス費用増加(約112億円)が主因。ホテルのセグメント数値はirbank未確定(その他セグメント利益4.81億円はirbank確認済み)のため※AI推定含む。

セグメント利益合計と連結営業利益1,684億円の差は本社費用・セグメント間消去による。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 営業利益率はFY2024の26.7%からFY2026の23.9%へ低下。ROEも約13%水準で推移するが、FY2027会社予想では営業利益がさらに-4.5%と連続減益見通し。人件費・諸経費の構造的増加が利益率の圧迫要因となっており、短期的な持続可能性は限定的(※AI推定)。
  2. 競争優位の方向性: 国内テーマパーク市場で代替競合は事実上不在。ただし入園者数の伸び悩みとコスト増加が重なり、規模拡大による収益改善の余地は縮小しつつある。東京ディズニーシー25周年(2026〜2027年)が短期的な集客・単価の押し上げ要因となるか注目。
  3. 株価との関係: PER 24.7倍・PBR 3.62倍(2026/5/26時点、時価総額3,543億円)は連続減益見通しに対してなお一定のプレミアムが残る。株価は過去6ヶ月で-29.9%下落(D1)しており、アナリスト目標株価2,972円(コンセンサス「買い」)に対して大きく割り込んでいる。バリュエーション調整が継続中(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別):

地域別: 国内単一エリア(千葉県浦安市)。海外展開なし。

中期経営計画(2035長期経営計画):

出所:IRバンク セグメントデータ(F1)、2026年3月期決算発表資料(F2)、D4(prices.db fundamentals)。2026年5月27日現在。

④ 業績分析

04 業績分析

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年5月27日 直近決算:2026年3月期(通期)

業績評価サマリー

  1. モメンタム評価: FY2026通期は売上高7,045億円(+3.7%)で過去最高を更新したが、営業利益は1,684億円(-2.1%)と初の減益着地。主因は人件費・諸経費の合計約224億円増加。FY2027会社予想も営業利益1,608億円(-4.5%)と連続減益見通し。成長局面からコスト管理局面への転換点。
  2. 質の評価: 一時的要因に依存しない本業収益は安定しているが、入園者数横ばい(2,753万人、前年比-0.1%)の中でコスト増加が構造的に利益を圧迫。客単価過去最高(18,403円、+3.2%)が収益の下支えとなっている。
  3. アナリスト乖離: アナリスト目標株価2,972円(現在値2,161円比 +37.5%)でコンセンサス「買い」(D4)。FY2027の会社ガイダンスは営業利益減益であり、アナリスト予想との乖離方向はネガティブ(アナリスト側は回復を想定していた可能性が高い)。

過去5期 業績推移

指標FY2022FY2023FY2024FY2025FY2026(直近)出典
売上高(億円)2,7574,8316,1856,7947,045D4/F2
前年比+75.2%+27.9%+9.8%+3.7%D4/F2
営業利益(億円)771,1121,6541,7211,684D4/F2
営業利益率2.8%23.0%26.7%25.3%23.9%D4/F2
純利益(億円)818071,2021,242D4
EPS(円)4.949.373.475.6D4
ROE1.1%9.7%12.7%12.7%D4推計
配当(円)58131415D4/F2

FY2022はコロナ制限下での部分再開。ROEはD4の自己資本データから計算(純利益÷自己資本)。FY2026の純利益・EPS・ROEはD4未更新のため─(IR短信で確認が必要)。配当はFY2026に1円増配(15円)確認済み(D2)。


業績見通し

来期会社予想(FY2027)アナリスト予想乖離
売上高7,243億円(+2.8%)
営業利益1,608億円(-4.5%)ネガティブ乖離の可能性(※AI推定)
EPS─(D4のEPS予87円は全期間同値で更新未反映・参考値)

アナリスト目標株価:2,972円(2026/5/22時点)、consensus:買い(D4)。

FY2027の減益見通し(人件費・諸経費の継続的増加)はアナリスト目標株価との大きな乖離を示唆。

2027年3月期は東京ディズニーシー25周年"スパークリング・ジュビリー"の集客効果が増収要因として期待される。


▼ 直近Q詳細 / セグメント別業績 / ガイダンス達成率

2026年3月期 通期実績(2026年4月28日開示):

項目通期実績前年比
売上高7,045億円+3.7%
営業利益1,684億円-2.1%
経常利益1,696億円-2.1%
入園者数2,753万人-0.1%
ゲスト1人当たり売上高18,403円+3.2%

2026年3月期 3Q累計実績(参考):

項目3Q累計(4-12月)前年同期比
売上高5,302億円+5.0%
営業利益1,414億円+4.8%

セグメント別(FY2026、F1/F2):

セグメント売上高前年比営業利益利益率
テーマパーク5,683億円+2.9%1,304億円22.9%
その他171億円+1.8%4.81億円2.8%

ガイダンス達成傾向:

出所:D4(prices.db fundamentals)、2026年3月期決算短信(F2)、2026年3月期決算発表記事(F2/F3)。2026年5月27日現在。

⑤ 業界・競合環境

業界・環境分析 4661 OLC

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年3月18日


コスト・需要構造分析

原材料・インプットコスト

テーマパーク事業の性質上、「原材料」よりも「サービス提供コスト」が主体。直接材料+労務費+施設維持費の構造。

材料・部材コスト比率主な調達先上流原料(材料の材料)コスト影響度備考
人件費(キャスト・正社員)高(推定20〜25%)国内採用市場最低賃金・労働市場需給人手不足・最低賃金上昇が最大コスト圧力
電力・エネルギー費中(推定5〜8%)東京電力等石炭・天然ガス・原油エネルギー価格上昇時に施設運営コストに影響
食材・飲食原材料中(推定5〜7%)国内外食品業者穀物・畜産物・水産物・油脂物価上昇、円安による輸入食材コスト増
施設維持・修繕費中(推定5〜8%)建設・機械メーカー鉄鋼・アルミ・樹脂老朽化設備の更新サイクル投資
グッズ・商品仕入中(推定8〜12%)ディズニー関連・国内外製造繊維・プラスチック・輸送費商品原価率はテーマパークとして比較的低い(プレミアム価格設定)
ライセンス料高(推定売上の10〜15%)ウォルト・ディズニー社-最大の固定コスト。ライセンス更改リスク
設備投資(償却)高(推定10〜15%)各種建設・機器メーカー鉄鋼・半導体・特殊素材ファンタジースプリングス等大型投資の償却費

販売・需要構造(供給先)

テーマパークはB2Cが主体。エンドユーザーは直接来訪者。

顧客セグメント直接販売先間接・最終需要先売上比率(目安)需要の安定性
国内個人客(ファミリー・カップル・友人)直接来訪者家族・社会人・若年層約70%高(リピート率高い)
国内法人・団体客旅行代理店・法人窓口企業・学校等約10%
訪日外国人(インバウンド)直接来訪・旅行代理店アジア・欧米観光客約5〜10%中(地政学リスク影響あり)
ホテル宿泊客直接予約・OTA観光・レジャー目的宿泊者約15%高(ホテル稼働率安定)

価格・販売量を左右する市場動向

要因現状業界への影響OLCへの影響方向性
チケット価格引き上げOLC: 1日券最大1万1,000円(2024年)。段階的値上げ継続中入園者数抑制・客単価向上ゲスト1人当たり売上が過去最高更新正(短中期)
インバウンド需要訪日外客2024年3,687万人(過去最高)。ただし日中関係リスク残存入園者・ホテル客の底上げ限定的だが増加傾向。円安は来訪コスト低下
人手不足・賃上げ圧力最低賃金2025年全国平均1,054円。東京圏1,163円人件費増・採用難キャスト確保コスト増。サービス品質維持が課題
エネルギーコスト電力料金2023〜2024年度高止まり。一部緩和傾向光熱費増加大規模施設のため電力コストは相対的に大きい逆(緩和中)

マクロ・業界環境分析

景気・需要サイクル

環境要因現状業界への影響OLCへの影響方向性
国内GDP成長率2025年度+1%前後見込み(名目ベース)。実質はやや鈍化消費者余暇消費に影響景気後退期でも「非日常体験」への需要は比較的底堅い正(景気拡大時)/ 中立(後退時)
米国GDP成長率2025年: +2%前後(関税問題で下振れリスク)米国発金融市場混乱が消費マインドに波及間接的影響(訪日米国人客数)中立
中国GDP成長率2025年: +4〜5%見込み。日中関係緊張インバウンド中国人客の動向日中関係悪化が中国人インバウンドを抑制リスクやや逆
世界設備投資動向OLCは国内完結型。外部投資環境の直接影響は限定限定的直接影響なし中立
業界受注残高(バックログ)入場券年間パス・ホテル予約が先行指標OLCは予約状況が需要可視化高稼働率維持。新エリア開業後は予約需要増
為替:ドル円約150円前後(2026年3月時点)インバウンド需要促進(円安は外国人に有利)輸入食材・設備コスト上昇 vs インバウンド増で相殺中立やや正
為替:ユーロ円約163円前後欧州インバウンド需要への影響限定的中立
金利:日本(日銀政策金利)0.5%(2026年3月、段階的利上げ中)借入コスト増加。設備投資資金調達設備投資比率が高いため金利上昇が中長期コストに影響やや逆
金利:米国(FFレート)4.25〜4.5%(高水準維持)為替経由間接影響ドル高・円安維持で輸入コスト高、インバウンド増中立

規制・政策環境

政策・規制現状業界への影響OLCへの影響方向性タイムライン
訪日観光促進政策(観光立国推進)政府が訪日外客6,000万人目標。観光DX推進テーマパーク含む観光施設への需要押し上げインバウンド客の増加余地中長期
最低賃金引き上げ政策2024年度全国加重平均1,054円。毎年引き上げ方針人件費コスト上昇OLCはアルバイト・パート依存大。コスト増要因毎年10月
カーボンニュートラル政策2050年カーボンニュートラル目標。再エネ移行大規模施設の電力調達コスト・設備更新大型電力消費施設のため再エネ転換コスト要対応やや逆長期
千葉県・舞浜地域開発計画舞浜周辺の宿泊・商業施設整備競合施設増加の可能性は低い(OLCがドミナント)周辺整備がアクセス改善で需要増に寄与中期
入国審査・ビザ政策東南アジア・中国等ビザ緩和継続インバウンド客数の伸長アジア客の来訪増に寄与近中期

業界構造・競合環境

項目内容
業界の主要プレイヤーTDR(OLC)、USJ(ユー・エス・ジェイ、非上場)、富士急ハイランド、ハウステンボス(HTB)、ナガシマスパーランド等
OLCの市場シェア(国内)国内テーマパーク・レジャー施設市場1兆円超のうち、OLCは売上約6,800億円で圧倒的1位(推定シェア60%超)
OLCの市場シェア(グローバル)世界のテーマパーク入場者数ランキングでTDR(TDL+TDS)は合計約2,756万人。世界的にもディズニーリゾート主要拠点として上位
業界の参入障壁極めて高い:巨大IP(ディズニー/ユニバーサル)が必須、莫大な初期投資(数千億〜数兆円)、来訪者の確立されたブランド信頼。新規参入はほぼ不可能
代替技術・製品リスクメタバース・XR等のバーチャルエンタメが台頭しているが、「リアル体験」の代替としては限定的。長期的に若年層のエンタメ消費が分散するリスクは存在
サプライチェーンの集中リスクウォルト・ディズニー社へのライセンス依存(契約継続・更新条件リスク)。国内1拠点集中(自然災害・疫病リスク)

業界動向との連動性・相違点

観点業界全体OLC相違点・差別化
需要環境テーマパーク・レジャー市場2024年に1兆円超え。コロナ後の回復が継続。インバウンド追い風入園者数は前年並みに落ち着くも、ゲスト単価・ホテル事業が牽引し売上・利益は過去最高業界全体が量的拡大する中、OLCは「客単価×ホテル」で質的成長に転換
価格転嫁力大手テーマパークは入場料値上げが業界トレンドチケット価格を段階的に引き上げ(最大1万1,000円)。それでも需要は維持ディズニーブランドの強さにより価格弾力性が低い。業界で突出した転嫁力
競合との比較USJが入場者数で世界3位(約1,600万人)。TDRと2強体制TDR入場者数約2,756万人(TDL+TDS合計)でUSJ超えの国内最大OLCは複数パーク合計であることに留意。ただし施設規模・売上ともに国内首位

業界評価サマリー

評価:強気

ディズニーブランドに支えられた参入障壁の高さ、継続的な設備投資によるアトラクション更新サイクル、ゲスト1人当たり消費単価の上昇傾向(2025年3月期に過去最高)、ホテル事業の拡充(ファンタジースプリングスホテル通年稼働)が複合的に業績を押し上げている。2025〜2027年にかけてアトラクション新設・刷新計画が控えており、中期的な集客力の維持・向上が見込まれる。一方で、入園者数の頭打ち感、人件費・エネルギーコスト上昇、日中関係悪化リスク(インバウンド抑制)、モルガン・スタンレーの弱気格付け(目標株価2,420円)など慎重材料も存在する。総じて、長期的な「質的成長(単価上昇×ホテル利益)」の持続性が評価の鍵。

出所:業界調査レポート(帝国データバンク・日経COMPASS)、WebSearch(F6)、会社IRサイト(F5)。2026年3月18日現在。

⑥ 株価変動要因

06 株価変動要因分析

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年5月27日 分析期間:過去1年間

主要ドライバー特定(統合判断)

トリガー分類:

カテゴリ件数代表イベント
決算・業績修正52025/10/31 2Q決算(-9.96%)、2026/1/29 3Q決算(-1.31%)、2026/4/28 4Q決算(-10.1%)
配当・自社株買い12026/4/28 配当15円(1円増配)発表
受注・契約・提携12026/3/24 クルーズ子会社設立開示
マクロ(金利・為替・指数)12026/4/23, 5/21 関税ショック等市場全体下落に連動
業界・規制動向直近1年で主要イベントなし
記事なし(原因不明)42025/6/6, 6/17, 8/15, 8/20 上昇

▼ 主要上昇イベント(上位5件) / 下落イベント(上位5件)

主要上昇イベント(上位5件):

日付騰落率(1日/5日)主因出典
2025-06-17+4.81% / +2.33%記事なし(市場全体回復局面と推定、ファンタジースプリングス期待継続※AI推定)D1
2025-08-15+4.50% / +8.88%記事なし(8月相場反発局面・旅行需要期待継続※AI推定)D1
2025-08-20+4.47% / +11.24%記事なし(8月上昇トレンド継続)D1
2025-06-06+4.06% / +2.02%記事なし(ファンタジースプリングス開業後の期待再燃※AI推定)D1
2026-05-19+3.84% / +1.65%米中貿易摩擦緩和期待・市場全体の反発局面(※AI推定)D1

主要下落イベント(上位5件):

日付騰落率(1日/5日)主因出典
2026-04-30-10.1% / -15.42%FY2026通期決算:営業利益減益・FY2027連続減益ガイダンス開示D2
2025-10-31-9.96% / -10.55%2Q決算:入園者数低調・ファンタジースプリングス期待剥落D2
2025-11-17-5.68% / -3.63%2Q決算後の継続売り(機関投資家のポジション調整※AI推定)D1
2026-04-23-4.08% / -6.0%本決算前の先行き懸念売り(減益着地観測)D1
2026-05-21-3.99% / -0.35%連続減益ガイダンスを受けた継続的売り圧力(※AI推定)D1
▼ 株価上昇要因(合計100点) / 下落要因(合計100点)

上昇要因(合計100点):

要因(カテゴリ)→ メカニズム重み(持続性)出典
東京ディズニーシー25周年期待→集客・単価の改善見通しが株価下支え35点(継続中)D2/F2
客単価過去最高(18,403円)の持続力→価格設定力への評価継続25点(継続)F2
配当増配(14円→15円)・株主還元継続→インカム需要の下支え20点(継続)D2
市場全体回復局面→リスクオン時のグロース株需要20点(不安定)D1
合計100点

下落要因(合計100点):

要因(カテゴリ)→ メカニズム重み(持続性)出典
連続減益(FY2026-2.1%、FY2027-4.5%)→成長ストーリー崩壊・バリュエーション圧縮加速55点(継続)D4/F2
高バリュエーション修正→PER30倍→25倍方向への調整継続25点(継続)D4
入園者数横ばい(2,753万人、-0.1%)→物理的上限に近づく中でコスト増加継続15点(継続)F2
マクロ・リスクオフ(関税ショック等)→外国人売り5点(不安定)D1
合計100点

出所:D1(signals)、D2(ir.db)、D4(prices.db fundamentals)、F2(決算発表資料)、※AI推定含む。2026年5月27日現在。

⑦ シナリオ分析

07 シナリオ分析

銘柄:OLC(4661) 更新日:2026年5月27日 基準株価:¥2,161

上昇シナリオ

業界・企業固有

トリガー可能性インパクト注目指標
東京ディズニーシー25周年効果の超過達成 → 入園者数+3〜5%・ゲスト単価さらに上昇 → FY2027ガイダンス上振れ・バリュエーション再評価🟡3(45%)
兆候: 25周年"スパークリング・ジュビリー"開催、TDS入場者増加への期待
出典: F2/D2
+12〜20%閾値: 1Q決算(2026/7〜8)で入園者数前年比+3%超・営業利益YoY改善
期日: 2026/07〜08(1Q決算)
来期ガイダンス上方修正 → コスト増加の想定以下での着地・ゲスト単価19,000円超 → 営業利益率回復シグナル🔵2(30%)
兆候: 客単価の継続的拡大(過去最高更新継続)・スペシャルイベントの好調
出典: F2/D4
+8〜15%閾値: 通期営業利益予想が1,700億円超への上方修正
期日: 2026/10〜11(2Q決算または中間修正)
クルーズ事業の具体的進展 → 就航計画・船舶発注の正式発表 → 新規成長ドライバーとして先買い🔵2(25%)
兆候: 2026/3/24「株式会社オリエンタルランド・クルーズ」設立済み
出典: D2
+5〜10%閾値: クルーズ船発注・就航時期の正式発表
期日: 2026〜2027年(未定)
新IPエリア発表(マーベル等) → 2035年売上1兆円目標への信頼度向上 → 長期投資家の再評価🔵2(25%)
兆候: 2035長期計画でマーベルIP育成を明記、具体化待ち
出典: F2
+8〜15%閾値: 開業時期・投資額を明示した具体的計画の開示
期日: 2026〜2027年(未定)
訪日外国人需要の本格拡大 → インバウンド入園者増加・高単価ゲストの構成比上昇 → 売上・利益の両面押し上げ🟡3(40%)
兆候: 訪日外国人数が過去最高水準を更新中(2024年)、円安継続
出典: ※AI推定
+5〜12%閾値: 会社がインバウンド比率上昇を四半期開示
期日: 継続的

汎用(市場・マクロ全般)

トリガー可能性インパクト注目指標
日本株グロース株全体の回復 → バリュエーション調整一巡・機関投資家のポジション積み増し🟡3(40%)
兆候: 直近の下落で割安感が意識される(PBR 3.62倍まで低下)
出典: D1/D4
+8〜15%閾値: 日経平均40,000円回復・OLC株価がMA25(2,309円)上抜け
期日: 2026/06〜09
金利低下・円安再加速 → グロース株評価改善・インバウンド需要増大🔵2(25%)
兆候: 日銀の追加利上げ慎重姿勢・米景気鈍化観測
出典: ※AI推定
+5〜10%閾値: ドル円145円/ドル超が2週間以上持続
期日: 継続的
リスクオン局面・米中貿易摩擦緩和継続 → 外国人投資家の日本株買い再加速🔵2(30%)
兆候: 米中暫定合意で関税ショックは一服、継続的緩和への期待
出典: ※AI推定
+5〜10%閾値: VIX指数20以下が1ヶ月持続
期日: 継続的

下降シナリオ

業界・企業固有

トリガー可能性インパクト注目指標
25周年効果剥落・FY2028の3年連続減益懸念 → 成長ストーリーの完全崩壊・株価が2,000円割れ🟡3(45%)
兆候: FY2026-2.1%→FY2027-4.5%の連続減益が確定、FY2028の反転根拠が乏しい
出典: D4/F2
▲12〜20%閾値: FY2027通期で入園者数前年比マイナス・営業利益1,500億円割れ
期日: 2027/04(FY2027通期)
コスト増加の加速(人件費・設備)→ 営業利益率20%割れ → バリュエーション再圧縮🟡3(40%)
兆候: FY2026で人件費+約112億・諸経費+約112億の合計224億増加が継続リスク
出典: F2
▲10〜18%閾値: 四半期決算で前年同期比コスト増が+100億超が続く
期日: 2026/07〜10(1Q〜2Q決算)
入園者数の構造的減少 → 少子化・チケット価格値上げ疲れ → キャパシティ制約と相まって成長天井認識🔵2(25%)
兆候: 直近2年で入園者数が横ばい圏(2,753〜2,754万人水準)
出典: F2/D4
▲15〜25%閾値: 通期入園者数が前年比-3%以下かつ単価伸びが+1%以下
期日: 2027/04(FY2027通期)
ディズニーライセンスリスク顕在化 → ロイヤリティ率変更・ライセンス更新条件の悪化が報道⬜1(<10%)
兆候: 現状では具体的な兆候なし
出典: ※AI推定
▲20〜35%閾値: OLC・ウォルト・ディズニー社からの公式開示
期日: ライセンス更新時期(非開示)
感染症・大規模災害による長期休園 → FY2022実績(営業利益77億円)が再現⬜1(<10%)
兆候: 現状なし
出典: D4
▲40〜60%閾値: 政府による公衆衛生上の警告・休園命令
期日: 随時

汎用(市場・マクロ全般)

トリガー可能性インパクト注目指標
日本株全体の急落継続 → 高PBR銘柄から優先的に売り圧力、OLCが先行下落🟡3(40%)
兆候: 直近6ヶ月-29.9%は市場平均を大きく上回る下落、継続リスク
出典: D1
▲10〜18%閾値: 日経平均35,000円割れ・OLC株価2,000円割れ
期日: 継続的
急激な円高(130円/ドル割れ) → インバウンド需要打撃・機関投資家の日本株売り🔵2(25%)
兆候: 日銀利上げ継続観測があれば円高圧力
出典: ※AI推定
▲5〜10%閾値: ドル円130円/ドル割れが1週間以上持続
期日: 継続的
金利急上昇(日銀追加利上げ) → グロース株DCF評価悪化・高PBRへの売り圧力継続🔵2(30%)
兆候: 日銀の段階的利上げパスは継続中(OLC株価への感応度は高い)
出典: ※AI推定
▲8〜15%閾値: 日本10年債利回りが2.0%超
期日: 継続的

▼ カラースケール凡例
レベル発生可能性推定インパクト
🔴 5ほぼ確実(≥80%)超大(±30%超)
🟠 4高(60〜79%)大(±15〜30%)
🟡 3中(40〜59%)中(±5〜15%)
🔵 2低(20〜39%)小(±1〜5%)
⬜ 1稀(<20%)微(±1%未満)

出所:IR資料・決算発表資料(D2/F2)、signals(D1)、fundamentals(D4)。2026年5月27日現在。シナリオは定性的評価。確率は独自推定。