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4307 野村総研  |  更新: 2026-05-20 08:03
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目次

03 事業概要

銘柄:野村総研(4307) 更新日:2026年5月20日

事業概要(3行サマリー)

NRIは日本最大級の独立系IT・コンサルティングファームで、金融・産業・公共分野を主軸に国内外に事業を展開し、東証株式売買システムや野村グループの基幹系受託などで顧客ロックインが極めて高い。FY2025(2025年3月期)連結売上7,648億円・営業利益1,349億円・営業利益率17.6%を達成し、FY2026(2026年3月期)は減損損失969億円(のれん等)の計上により営業利益は582億円に急減したが、事業利益ベースでは前年比+16%増と実体は堅調、翌2027年3月期は営業利益1,750億円(前年比+200%)・純利益1,190億円へ急回復を会社予想(F1)。新中期経営計画2026-2028ではROE25%水準・生成AI実装支援のAnthropicパートナーシップ強化・海外収益改善を成長軸として据えている(F1)。


セグメント別収益構成(FY2025: 2025年3月期)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
金融ITソリューション3,666億円47.9%615億円45.6%16.8%D4/F1
産業ITソリューション2,668億円34.9%242億円17.9%9.1%D4/F1
コンサルティング603億円7.9%184億円13.6%30.5%D4/F1
IT基盤サービス677億円8.8%305億円22.6%45.0%D4/F1
合計(連結)7,648億円100%1,349億円100%17.6%D4

※セグメント営業利益の合計(1,346億円)と連結営業利益(1,349億円)の差はIFRS本社費用等の調整によるもの。D4/F1より手動計算。

利益率差のメカニズム: IT基盤サービス(45%)は設備を長期稼働させる構造で固定費回収後の限界利益が高い。コンサルティング(30.5%)は人月単価が高くDC設備を持たないため次位。産業IT(9.1%)は競合が多く単価競争にさらされやすい(※AI推定)。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: FY2021→FY2025の4期間で売上・営業利益ともに一貫成長(D4)。FY2026は減損特因で一時的に大幅減益だが事業利益ベースでは+16%成長を維持。FY2027会社予想は営業利益1,750億円(FY2025比+30%相当)で正常化後の成長継続が見込まれる(F1)。
  1. 競争優位の方向性: 金融ITは引き続き拡大。コンサルティングはAnthropicパートナーシップと生成AI実装需要で差別化が加速中。産業ITは競合との価格競争が続くが、全体への影響は利益率改善で相殺されつつある(D4/F1)。
  1. 株価との関係: 現在株価4,800円(2026/5/19)、PER27.5倍・PBR6.34倍(D4)。FY2027純利益1,190億円の会社予想に対してEPS換算約206円とすると予想PERは約23倍。高い成長期待を織り込むも、アナリスト目標株価5,639円(D4)に対しては約15%の上昇余地(※AI推定)。
▼ セグメント内訳・中計(詳細)

金融ITソリューション(FY2025: 3,666億円、利益615億円、+12.5%増益)

産業ITソリューション(FY2025: 2,668億円、利益242億円、▲3.3%減収・+3.6%増益)

コンサルティング(FY2025: 603億円、利益184億円、+16.1%増収・+32.1%増益)

IT基盤サービス(FY2025: 677億円、利益305億円、+21.8%増収・+8.2%増益)

中期経営計画 NRIグループ中期経営計画(2026-2028)(F1)

2026年4月24日に策定・開示。主要目標:

出所:野村総合研究所FY2025/FY2026決算短信・中期経営計画(F1)、DB(D4)。2026年5月20日現在。