業界・環境 4188 三菱ケミカルグループ(化学業界)
銘柄:三菱ケミカルグループ(4188) 更新日:2026年3月10日
業界概要
化学業界はナフサ・石炭・天然ガス等の原料コストと製品スプレッド(マージン)で収益が決まる川中産業。国内エチレン生産は三菱ケミカル・住友化学・三井化学・旭化成が主要プレーヤー。
市場環境(2026年3月)
ナフサ市場
- ホルムズ海峡封鎖で中東産ナフサ(全輸入の約30-40%)の調達が困難化
- 代替として北海・アジア産ナフサへのシフトを試みるが数量・価格に制約
- ナフサ価格はWTI原油と連動して急騰(原油$86台→ナフサも急騰)
エチレン市場
- 三菱ケミカルがすでにエチレン減産を公式発表
- エチレン価格は需給逼迫で急騰の見込み
- 下流プラスチック・樹脂メーカーがコスト増に直面
需要環境
- 自動車・電機向け高機能材料は堅調
- パッケージング・食品向け樹脂は生産制約
競合・業界動向
| 企業 | ナフサへの依存度 | エチレン減産への反応 |
|---|---|---|
| 三菱ケミカルG | 高(石化主体) | 減産発表済み |
| 住友化学 | 高 | 同様の影響 |
| 三井化学 | 中 | 影響を受ける |
| 旭化成 | 中 | 影響を受ける |
規制・政策環境
- 脱炭素: エチレンクラッカーのCO2排出削減が長期課題
- 経済安保: 化学品原料の国産化・多様化が政策的に推進される方向
- ホルムズ封鎖: 政府が石油備蓄放出を検討中(化学品原料の確保にも波及)
出所:業界データ・三菱ケミカルIR・WebSearch(F6参照)(概算値)