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4061 デンカ  |  更新: 2026-05-26 03:14
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03 事業概要

銘柄:デンカ(4061) 更新日:2026年5月26日

事業概要(3行サマリー)

デンカは電子材料・化学品・ライフサイエンス・エラストマーを主軸とする総合特殊化学メーカーで、半導体パッケージ向け球状シリカフィラーで国内トップクラスのシェアを持ち、クロロプレンゴムはアジア最大・世界2位の供給者。FY2026(2026年3月期)本決算でOI約250億円を達成・経常利益前年比+4%増を見込む一方、エラストマー部門の構造的赤字(FY2025: ▲79.6億円)が全社収益を圧迫し続けており、ポリマーソリューション部門ではスチレン関連の分社化・切り離し検討が進む。中計フェーズ2(FY2026〜FY2029)でスチレン関連分社化・電子材料拡販・カイノス(臨床検査薬)完全統合によりFY2029営業利益450億円(FY2026見込250億円比+80%)を目標とし、LiB向けセル間断熱材など新規市場への展開も始動している。


セグメント別収益構成(FY2025-03)

セグメント売上高構成比営業利益利益構成比利益率出典
電子・先端プロダクツ922億円23.0%91.7億円63.8%9.9%D4/F1
ライフイノベーション433億円10.8%96.0億円66.8%22.2%D4/F1
ポリマーソリューション1,354億円33.8%11.5億円8.0%0.9%D4/F1
エラストマー・インフラソリューション1,117億円27.9%▲79.6億円▲55.4%▲7.1%D4/F1
その他177億円4.4%24.0億円16.7%13.5%D4/F1
合計(連結)4,003億円100%143.6億円100%3.6%

エラストマー・インフラSが▲79.6億の赤字を計上し全社収益を圧迫。ライフイノベーション(22.2%)と電子(9.9%)の高収益セグメント2つで営業利益の130%超を稼ぎ、赤字部門をカバーする構図。FY2026はスチレン東洋スチレン追加取得による負ののれん計上も発生。


強み・弱み


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 営業利益率はFY2022の10.4%→FY2025の3.6%へ大幅低下。エラストマー赤字と汎用品部門の採算悪化が主因。FY2026は中計フェーズ2開始・カイノス連結・コスト改善で約250億(OI率6.2%相当)への反発を見込む。ROEはFY2025▲4.2%から回復途上で構造的な改善には時間を要する
  1. 競争優位の方向性: 電子・先端プロダクツは半導体投資拡大の追い風で拡大方向。ライフサイエンスはカイノス統合で厚みが増す。エラストマー・インフラSはクロロプレンゴムの供給独自性はあるが、採算回復にはナフサ価格の正常化とコスト削減の両立が必要
  1. 株価との関係: PBR1.14倍・PER21.3倍(2026-05-25)はFY2026回復シナリオ前提では適正水準だが、アナリスト目標株価3,573円は現値3,916円を▲8.8%下回っており短期的には上値余地が限定的(※AI推定)

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別)

中期経営計画フェーズ2(FY2026〜FY2029)

出所:irbank.net セグメントデータ(F1)、株探決算速報(F2)、D4(prices.db fundamentals)。2026年5月26日現在。