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2914 JT  |  更新: 2026-05-19 03:03
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03 事業概要

銘柄:JT(2914) 更新日:2026年5月19日


事業概要(3行サマリー)

日本たばこ産業(JT)は、約70か国以上でたばこ製品の製造・販売を行うグローバルたばこメーカーで、世界販売数量3位(PMI・BAT に次ぐ)、国内市場シェア59.6%を誇る。2025年5月に医薬事業を塩野義製薬へ譲渡完了し「純粋たばこ企業」へ移行、2025年12月期は燃焼系の価格転嫁(Pricing寄与+10.8%)と円安効果で売上3兆4,677億円・調整後営業利益9,022億円の過去最高業績を達成した。中長期の成長ドライバーは加熱式たばこ(RRP・Ploom)の世界展開で、2025〜2027年に約6,500億円を優先投資し2028年末までにHTSカテゴリ内グローバルシェア10%台半ばを目指す。


セグメント別収益構成(直近決算期)

2025年12月期(IFRS基準)。irbank取得データ使用。連結営業利益8,670億円とセグメント利益上位3件合計(約7,991億円)に乖離あり(IFRS構造上、本社費用・消去がセグメントから除外されるため)。医薬事業は2025年12月期からセグメント消滅。

セグメント売上収益構成比セグメント利益利益構成比利益率出典
たばこ事業約3兆3,100億円約95%9,522億円約98%約28.7%D4/irbank
加工食品事業1,595億円約5%85.9億円約1%5.4%irbank
その他27.6億円0%▲586億円赤字irbank
合計(連結)3兆4,677億円100%(連結営業利益 8,670億円)100%25.0%D4

※セグメント利益はIFRS調整後セグメント利益ベース。連結営業利益8,670億円は本社費用・消去を含む別定義。

たばこ事業の利益率(約28.7%)と加工食品(5.4%)の差は、たばこの強力な価格転嫁力(ブランドプレミアム・法的独占的地位)と加工食品の原材料コスト構造の違いによる。


強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: 過去5期(FY2021〜FY2025)の調整後営業利益率は24〜31%水準で維持(FY2024は医薬品譲渡費用で純利益が急減したが調整後AOPは7,423億円)。燃焼系の価格転嫁力が構造的に持続している間は26〜28%水準の維持が可能。
  2. 競争優位の方向性: 燃焼系では価格改定サイクルが継続しPMI・BATとの差は縮まっていないが、加熱式(RRP)ではPMI(IQOSシェア約51%)・BAT(glo)に対して依然劣後しており差は縮小途上。Ploomのシェアが定着するかが長期的な競争優位を左右する。
  3. 株価との関係: PER22倍(D4)は高配当ディフェンシブ株として適正〜やや割高水準。営業利益率26%・安定増配(配当性向75%程度)を考慮すれば現在の株価水準は適正圏だが、ロシアリスクプレミアムがディスカウント要因として残る(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

主要製品・サービス(セグメント別)

たばこ事業

加工食品事業

地域別売上構成(概算、※AI推定)

地域売上構成比
欧州・CIS(ロシア含む)約40%
アジア・パシフィック約20%
日本約15%
北米・カナダ約15%
中東・アフリカ・その他約10%

中期経営計画

出所:D4(prices.db fundamentals)、irbank(セグメントデータ)、WebSearch(F1:JTウェブサイト・IR情報)。2026年5月19日現在。