06 株価変動要因分析
銘柄:キリンHD(2503) 更新日:2026年5月18日 分析期間:過去1年間
主要ドライバー特定(統合判断)
- 第1ドライバー(最重要): 自社株買い800億円・大規模消却(EPS押し上げ)
- 要因名:2026年3月〜2027年2月実施の自社株買い(6.2%)+消却(10.7%)
- 推定寄与度:上昇要因の約35%
- 現在の状態:継続中(〜2027年2月)
- 今後の注目ポイント:月次取得状況の開示で累積進捗確認。年間消却実施(2027年3月)後のEPS向上幅
- 第2ドライバー: 1Q決算好調による上昇加速
- 要因名:2026年5月14日 1Q決算発表(税引前利益+31.6%、純利益+11%)
- 推定寄与度:直近上昇(5月15日+3.9%、5日+5.07%)の主因
- 現在の状態:直近好材料として継続織り込み中
- 今後の注目ポイント:2Q決算でのヘルスサイエンス利益率改善幅
- 最頻トリガー: 決算・業績修正(自社株買い・決算発表がメイン)
トリガー分類:
| カテゴリ | 件数 | 代表イベント |
|---|---|---|
| 決算・業績修正 | 3 | 2025/11/12 Q3決算(+6.0%)、2026/02/16 通期決算(+3.5%)、2026/05/15 1Q決算(+3.9%) |
| 配当・自社株買い | 2 | 2026/02/13 自社株買い800億円発表、2026/04/01 自社株買い開始(+3.1%) |
| 受注・契約・提携 | 1 | 2026/04/02 Four Roses持分譲渡完了 |
| マクロ(金利・為替・指数) | 3 | 2026/03/19 関税ショック(▲4.6%)、2026/01/28 DeepShock(▲4.0%)、2026/04/06 反発(+3.2%) |
| 業界・規制動向 | 0 | — |
| 記事なし(原因不明) | 1 | 2025/09/02 +5.4%(日本株全面高局面) |
▼ 主要上昇イベント(上位5件)
| 日付 | 騰落率(1日/5日) | 主因 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2025/11/12 | +6.0% / +6.8% | 2025年Q3決算発表。ヘルスサイエンス黒字化・協和キリン好調を好感。3ヶ月+14.5%継続 | D2 |
| 2025/09/02 | +5.4% / +5.8% | 日本株全面高局面に連動。ファンケル好業績期待も寄与 | D1 |
| 2026/05/15 | +3.9% / +5.1% | 1Q決算(税引前+31.6%、純利+11%)。酒類・医薬けん引。1Q過去最高更新 | D2/F1 |
| 2026/02/16 | +3.5% / +8.5% | FY2025通期決算(純利+153%)・自社株買い800億円発表で4連騰・昨年来高値更新 | D2 |
| 2026/04/06 | +3.2% / +4.7% | 米関税ショック(4/3)からのディフェンシブ反発。キリンのヘッジ性が評価 | D1 |
▼ 主要下落イベント(上位5件)
| 日付 | 騰落率(1日/5日) | 主因 | 出典 |
|---|---|---|---|
| 2026/03/19 | ▲4.6% / ▲3.9% | 米関税相互発動懸念で市場全面安。ディフェンシブ株も巻き込まれ年初来最大日次下落 | D1 |
| 2026/01/28 | ▲4.0% / ▲4.3% | DeepShockによるAI関連崩落に連動した市場全面安 | D1 |
| 2026/02/17 | ▲3.9% / +5.8% | 好決算発表翌日の利確売り。GS「売り」継続(目標2350円)が重石。5日ではプラス転換 | D2 |
| 2026/03/23 | ▲3.4% / ▲8.2% | 関税ショック継続。3月累計で大幅下落後の押し目形成局面 | D1 |
| 2026/03/04 | ▲3.1% / ▲2.1% | 米関税・欧州リスクで市場軟調。大局的には上昇トレンド内の一時調整 | D1 |
▼ 株価上昇要因(合計100点)/ 下落要因(合計100点)
上昇要因(合計100点)
| 要因(カテゴリ)→ メカニズム | 重み(持続性) | 出典 |
|---|---|---|
| 自社株買い800億円・大規模消却(EPS/BPS押し上げ・需給サポート)→ 実施期間中の継続買い圧力 | 35点(継続中・〜2027年2月) | D2/F5 |
| FY2025過去最高益・1Q好調スタート(税引前+31.6%)→ 業績上振れ期待の醸成 | 25点(継続中) | D4/F1 |
| 協和キリン(医薬)の安定高収益(利益率33%超)→ 景気非連動の安定基盤 | 20点(継続中) | D4 |
| ディフェンシブ性・2026年10月酒税統一恩恵→ ビール比率高く競合比優位 | 10点(〜2026年10月) | D1/※AI推定 |
| 1Q決算での酒類・医薬好調確認→ 市場の通期上振れ期待 | 10点(2Q決算まで) | F1 |
| 合計 | 100点 |
下落要因(合計100点)
| 要因(カテゴリ)→ メカニズム | 重み(持続性) | 出典 |
|---|---|---|
| 米関税・世界景気後退リスク→ ディフェンシブ株もリスクオフで巻き込まれる | 35点(不透明継続) | D1/D3 |
| FY2026事業利益▲6.7%計画(競合サイバー特需消滅)→ 期待値ギャップによる失望売り | 25点(FY2026年内) | D4/F5 |
| GS格付け「売り」継続(目標2,350円)→ 機関投資家のショート維持環境 | 15点(継続中) | D2 |
| 国内ビール市場の長期縮小(年率▲1〜2%)→ 酒類事業の構造的天井 | 15点(長期) | ※AI推定 |
| ヘルスサイエンスの利益率低水準(約4.4%)→ 第3の柱として定着するまで市場信任限定 | 10点(中期) | D2/F5 |
| 合計 | 100点 |
出所:D1(signals)、D2(ir.db)、D4(prices.db fundamentals)、F1(WebSearch・キリンHD 1Q決算)、※AI推定含む。2026年5月18日現在。