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1963 日揮HD  |  更新: 2026-05-23 03:20
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03 事業概要

銘柄:日揮HD(1963) 更新日:2026年5月23日

事業概要(3行サマリー)

石油・ガス・化学プラントのEPC(設計・調達・建設)を主力とする総合エンジニアリング大手で、千代田化工と並ぶ日本の「ビッグツー」の一角を担い、中東・東南アジアを中心に世界50ヵ国以上でプロジェクトを展開する。LNG液化プラントの設計・建設で世界有数の実績を持ち(累計約50基のLNG液化トレインに関与、※AI推定)、機能材製造(半導体向けファインセラミックス・ファインケミカル)事業が利益率24%超の安定黒字源として機能している。中長期の成長ドライバーは、2026年5月に発表した新中期経営計画「BSP2030」のもとでのエネルギートランジション(水素・アンモニア・CCS)展開と、AI・データセンター需要を背景にした窒化ケイ素基板・電子材料の受注拡大である。


セグメント別収益構成(2026年3月期・FY2026)

セグメント売上高構成比営業利益利益率出典
総合エンジニアリングF1
機能材製造21.1億円24.3%F1
その他87億円F1
合計(連結)7,453億円100%354億円4.8%F1

FY2026セグメント別売上高はirbank未掲載(開示待ち)のため一部─。連結営業利益354億はFY2025の△115億から大幅黒字転換(前期比+469億)。純利益418億は持分法関連会社株式譲渡(2026年4月14日開示)による特別利益を含む。機能材製造の利益率24.3%は前期(15.0%)から大幅改善。

参考(FY2025・2025年3月期):

セグメント売上高構成比営業利益利益率出典
総合エンジニアリング7,950億円92.6%△146億円△1.8%F1
機能材製造546億円6.4%82億円15.0%F1
その他85億円1.0%24億円28.4%F1
合計(連結)8,581億円100%△115億円D4

強み・弱み

強み:

弱み:


競争優位の耐久性評価

  1. 持続可能性: FY2026は営業利益354億・純利益418億に黒字転換。FY2027会社予想は営業400億・純利460億と成長継続を見込む。機能材製造の利益率24%超は安定しており、総合エンジニアリングの採算回復が確認されれば営業利益率5%超の定着が見込まれる(※AI推定)。過去のコスト超過パターンが繰り返される場合は持続困難。
  2. 競争優位の方向性: LNG EPC受注残は世界的なエネルギー安保需要の高まりで増加基調。競合(千代田化工建設・テクニップFMC等)との技術差は縮小傾向だが、日揮の中東顧客との長期関係は短期では代替困難。新中計BSP2030のエネルギートランジション領域では参入者が多く競争激化。
  3. 株価との関係: PBR 1.69・PER ─(FY2026黒字転換後のEPS試算≒176円ならPER約15.5倍、※AI推定)は黒字転換の織り込み水準。アナリスト目標株価2,434円(2026/05/22、consensus:中立)に対し現値2,731円は約12%上回っており、BSP2030への期待が先行。FY2027ガイダンス(営業400億・純利460億)の達成可否が評価の分岐点(※AI推定)。

▼ セグメント内訳・地域別・中計(詳細)

総合エンジニアリング主要領域:

機能材製造主要品目:

中期経営計画「BSP2025」(2021〜2025年度):

新中期経営計画「BSP2030」(2026年5月14日発表):

出所:irbank.net セグメントデータ(F1)、JGC IR・株探(F2)、prices.db fundamentals(D4)。2026年5月23日現在。